つづきです。
夫がとても分かりやすい職業をしてくれていたので、紹介してもらうと決まってから「この人と結婚するんだろうな。」と思ってました。
もちろん、会ってから嫌ならやめればいいし、とも思っていました。
でも、会ってみるとやっぱり「もっと話がしたい。」と、思ったんです。
そして、お付き合いすることになりました。
私はこの人と結婚するんだろうなぁ~と何の疑いもなく思っていましたが、付き合ってしばらくして、夫に結婚についてどう思っているか聞いてみました。
すると夫は、こう言い放ちました。
「結婚する気はない。」
「結婚したら自分のやりたいこと、できなくなるでしょ。」
えっ!
かなり驚きましたが、今さら「じゃ、さよなら~」は無いよな・・・と思ってそのままお付き合いを続けました。
その約1年後、ある日夢を見ました。
見慣れないお寿司屋さんのようなお店の2階に上がっていくと、3人の人が座っています。
私は会ってすぐ、私の守護霊さんだと思いました。
一人は頭が薄い小柄な地味な、おじさん。
もう一人は初老の真面目そうな、おばさん。
最後の一人は明治時代の小説家を目指して、結局芽が出なかった、書生さん。
3人の代表が書生さんのようで、その人が私に
「あなたの結婚が決まりましたのでお知らせします。
みんなで相談して決めました。」
と言いました。
みんなとは私のご先祖様と、相手のご先祖様だそうです。
夢を見た後、3週間が経ったころ、夫の転勤が決まり結婚することになりました。
夫は結婚したくないと言っていたし、煮え切らないこの関係をそろそろ終わらせたいと思っていた私は、自分の思惑とは反対の方向に進んだ結果にちょっと驚きました。
そんな夫と結婚して分かったのは
運命の相手は学びの相手
ということ。
学ぶためには、色々な出来事が起こり、楽しいことも辛いことも悲しいことも起こります。
結婚前は
運命の相手と結婚したらラブラブで
毎日楽しくてバラ色の人生になれるー
なんて思っていましたが、学ぶためには考えさせられる出来事が必要なので、私にとっては辛くて苦しいことばかりが起こる日々が始まりました。
結婚当初は貧乏だったため欲しいものが買えず、図書館から借りた読みたい本を読んでいると夫に馬鹿にされ、夫の意見に少しでも合わないことを言うと怒りをぶつけられ、夫の顔色を伺うような日々。
家族の事を優先して考える生活は、自分の感情を感じないように事務的にこなしていく事を優先させる思考に変化していき、私は一体何を思っているのか感じているのか分からなくなっていきました。
夫のことも大嫌い!と思い、自分が何を感じ何を思っているか、本当の自分が分からなくなりました。
日々悩み、苦しみを和らげるために知ったフラワーエッセンスの勉強をするなかで、困ったことが起こります。
フラワーエッセンスは怒り、悲しみなど、その時の悩みについてどう思い感じるか、感情からエッセンスを選んでいきますが、自分の感情が分からないのです。
今度は感情とはどんなものか、感情を感じることをするために必要なことは何なのか、『感情』そのものについて深い悩みを抱くようになりました。
そんなある日、出会ったUMIプログラム。
UMIでは感情をしっかり感じることで、その人の悩みの根源<ブロック>を知り解消していきます。
その過程で、カウンセラーの方がしっかりとクライアントに寄り添い、感情を感じるお手伝いをしてくれるのです。
自分の感情そのものが分からなくなっていた私にとって、カウンセラーの存在がとても心強いものでした。
UMIのカウンセリングを受けているとき、私は夫に嫌われたくないから、やりたくないことをしていた事に気が付き、大嫌いだと思っていた夫を実はものすごく愛していたことに気が付きました。
夫が私が読んでいた本を馬鹿にしていたことも、私に怒りをぶつけたことも、ちゃんと理由のあることだったと理解することができました。
私はUMIを学ぶことで、再び自分の感情を取り戻していきました。
その過程で、運命の相手はやっぱり自分で選んでいるんだなと気が付きました。
夫がいなければ、この経験は無く今の自分はなかったからです。
人それぞれの学びがあるので、生まれる前に
運命の相手と一緒に手を取り合い困難に立ち向かっていく学びをしたい!
と決めているのであれば、運命の相手はそんな相手が見つかるかもしれないし
仕事は辛いけど家庭は楽しいという学びをしたい!
と決めているなら、そんな運命の相手かもしれません。
私は今でも「失敗だー!」と思いますが
失敗を経験する学びをしたい!
と思っていたかもしれませんね・・・
そんな自分の人生も、選んだのは自分。
これからはそんな人生を楽しんで生きていきたいと思います