イワヒバリ 岩雲雀

英名:Alpine Accentor

学名:Prunella collaris

スズメ目イワヒバリ科イワヒバリ属

生息地:ヨーロッパから東アジアに広き鵜分布。日本では、主に本州の標高2,400m以上の高山で繁殖し、冬は低山に移動する。

全長:18cm

鳴き声:チュルリ、チュルリ、チュリ

雌雄:雌雄同色

 

高山の岩場の鳥、イワヒバリである。近縁種ではないが、雰囲気や鳴き声は、なんとなくヒバリに似ているかもしれない。

 

 

イワヒバリは警戒心の強い鳥ではないので、見つけることさえできれば、撮影はそれほど難しくない。

 

イワヒバリと高山の花、コマクサ

 

ただし、イワヒバリが見られるのは高い山の上。平均気温が低く水分が少ないため背の高い樹木が育たない、森林限界より少し上の岩場が、イワヒバリの住処なのだ。

 

元気に岩場を飛び回る、イワヒバリ

 

ハイマツなどの低木や高山植物がかろうじて生きながらえる過酷な環境も、イワヒバリにとっては「住めば都」ということなのだろうか。

 

【参考文献】

街・野山・水辺で見かける「野鳥図鑑」(日本文芸社)