コウライキジ 高麗雉

英名:Ring-necked Pheasant

学名:Phasianus colchicus

キジ目キジ科キジ属

生息地:ユーラシア大陸に広く分布。主に朝鮮半島に生息する亜種がコウライキジ。日本では、北海道や南西諸島で一般的な留鳥。

全長:雄89~90cm、雌60cm前後

鳴き声:ケンケーン

雌雄:雌は全身が黄褐色でまだら模様

 

コウライキジはその名の通り、朝鮮半島を原産とする外来種。北海道、南九州、奄美、沖縄、先島諸島では一般的に見られ、見たことはないが関東、東海地方の太平洋岸でも繁殖しているらしい。

 

コウライキジの雄。首の白い輪が見えないとキジとの識別は難しい

 

コジュケイと同様、コウライキジは人が意図的に持ち込んだ鳥であり、江戸時代後期に対馬で放鳥された記録があるという。

 

キジ(ニホンキジ)の雄。首に白い輪がないの容易に識別できる。雌は識別が難しい

 

その後、北海道、青森から長崎までの20府県で狩猟を目的として放たれたが、ニホンキジが分布する本州,九州では放鳥を中止。ただし北海道では放鳥が続けられ,定着したという。

 

コウライキジは外来種だが、千歳市や対馬市では市の鳥となっている

 

日本には国鳥であるキジ(ニホンキジ)がいるというのに、なぜ、コウライキジを放鳥したのか。キジのいない北海道はともかく、関東地方でも放鳥されたのはなぜなのか? コウライキジは謎の外来種なのである。

 

【参考文献】

国立研究開発法人 国立環境研究所ホームページ「侵入生物データベース」