ツミ 雀鷹

英名:Japanese Sparrowhark

学名:Accipiter gularis

タカ目タカ科ハイタカ属

生息地:東南アジア、東アジアに生息。夏季に中国東部、朝鮮半島、日本などで繁殖する。

全長:雄27cm、雌30cm

鳴き声:キーッキッキーッ

雌雄:雄はおなかが淡い褐色

 

日本で見られる鷹の中で、最も小さい鷹、それがツミである。ひと回り体が大きい雌でもハトと同じ大きさであり、雄はなんとヒヨドリと同じサイズだという。

 

 

ツミの雌。胸にはヨコ縞があり、目の色(虹彩)は黄色

 

漢字表記に“雀”が使われているのは体が小さいことを表しているおり、英名にも“Japanese Sparrowhawk”と“Sparrow”(スズメ)が使われている。

 

ツミの雄。おなかが薄い褐色で、黄色いアイリングが目立つ

 

ツミは近年、東京23区内の都市公園でも繁殖している都会の鷹でもある。

 

2羽の若鳥。目の色(虹彩)は暗色で、胸のタテ班が目立つ

 

都会で子育てするツミは、何を餌にしているのだろうと思って調べてみたら、「主食は小鳥で、スズメが多い」(日本文芸社『野鳥図鑑』)というではないか! ツミは “スズメをよく食べるタカ”でもあったのだ。

 

【警告】下の2枚の写真には、捕獲された小鳥が写っています。ご注意ください!

 

 

母親からもらった小鳥(?)を食べようとしている若鳥

 

参考文献:「街・野山・水辺で見かける野鳥図鑑」(日本文芸社)