ソリハシシギ 反嘴鷸
英名:Terek Sandpiper
学名:Xenus cinereus
チドリ目シギ科ソリハシシギ属
生息地:ユーラシア大陸の北部で繁殖し、アフリカ、インド、東南アジア、オーストラリアなどで冬を越す。日本では春(4~5月)、秋(8~10月)の渡りの途中で、浅瀬の磯や浜辺、海に近い水田などに立ち寄る姿が見られる。
全長:23cm
鳴き声:フィフィ フィリ、ピピピピ
雌雄:雌雄同色
ミユビシギやトウネンなど、可愛いといわれるシギチドリは多いが、このソリハシシギも負けてはいないだろう。
他の鳥にはない愛嬌があるように見えるのは、反ったクチバシ(嘴)が、ちょっと口角が上がった“アヒル口”のように見えるからだろうか。
けっして長いとはいえない黄色い脚で、ちょこまかと歩く姿もまた、愛嬌たっぷり。
私的鳥類図鑑では愛をこめて、ソリハシシギをこう呼んでいる。
“浜辺のドナルドダック”
【参考文献】 街・野山・水辺で見かける「野鳥図鑑」(日本文芸社)