ウミガラス 海烏

英名:Common Murre

学名:Uria aalge

チドリ目ウミスズメ科ウミガラス属

生息地:北太平洋や北大西洋、北極海の亜寒帯に分布。日本では数十羽が北海道の天売島などで繁殖している。

全長:43cm

鳴き声:ヴアァァァァ~(オロロン)

雌雄:雌雄同色

絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト2020)

 

ウミガラス。「海にいるカラスのような黒い鳥」ということなのだろうが、じっくり写真を見てみると、カラスというよりはペンギンに似ているように見える。

 

 

本物のペンギンは北半球にはいないので、ウミガラスは「北のペンギン」と呼ばれることもあるようだ。

 

ペンギンはペンギン目で、ウミガラスはチドリ目。もちろんペンギンの仲間ではないのだが

 

ご存じのように、ペンギンは飛ぶことができない鳥。しかし、ウミガラスは潜水して魚を捕るだけでなく、空を自由に舞うこともできる。

 

群れで飛ぶウミガラス。その鳴き声から「オロロン鳥」とも呼ばれる

 

ウミガラスは実は、「空飛ぶペンギン」なのである。

 

【参考文献】 街・野山・水辺で見かける「野鳥図鑑」(日本文芸社)