草取りできなくて、放置してあるのに、

今年もイベリスが咲いていた。

いつもの年より多いかな。



土曜日、義母の施設にストーマを届けに行く。

夫が一人で行くと言っていたのだけど、

気分転換についていくことにした。

…ついていくつもりが、

夫の目の調子がよくなくて、結局、私が運転。

午前中は、足首から先の痛さがあったけど、

午後から楽になったので、特に問題なく運転できた。

私は、面会には行かず、車の中で待っていた。

義母は、私のガンのことを覚えていたそうで、

夫に会っていきなり、

「○○ちゃんは、大丈夫なの?」

と、心配してくれていたそう…

ありがとう、お義母さんもストーマで大変なのに。


外に出ることは、気分転換にはなるけど、

まだ思うように歩けないし、

すぐ息が切れて、休憩したくなるし。

買い物に行くつもりだったのに、

翌日にして、すぐに家に帰る。


仕事を続けている人もいるのにな、

と言うと、

人それぞれ、比較しないんだよ

と、夫に言われる。



日曜日、朝からどんより曇り空で、

午後から雨降り。


ガンサバイバーの方のブログを読んでは、

いろいろ思う。


TC療法6クールは決まっているけど、

そのうち、アバスチンが追加され、

リムパーザも待っている。

一番怖い吐き気を回避することは無理だと思う。

秋には、パートに復帰するつもりだけど、

本当に復帰できるのかな?

一つ一つ状況を見て、

考えていくしかないとは思う。


そんな時、16年くらい前の長女を思う。

自分でしてしまったこととは言え、

夢を諦めるしかしなく、

あとちょっというところで高校を休学し、

そのまま、復学できず退学した。

夢のために、コツコツ努力し、 

がんセンターでの実習を終え、

次の実習病院も決まっていた。

休学するまでは高校に通っていたので、

あと1科目だけ、高校卒業認定試験を受ければ、

大学も専門学校も目指せる。

高校卒業認定試験は、すぐに受けて合格。

そのあと、○○大学の看護科に行くだとか、

看護学校にするだとか、

やっぱり諦めるだとか、毎日言うことは変わった。

「そっか、今はそういう思いなんだね」

否定しないで、毎日変わる長女の思いを聞いた。

元気になったときに、

長女が何をどう目指すのか、

全力で応援してあげようと思っていた。

あの時の、揺れる長女の気持ちが、

今はあの時以上にわかる。


そして、長女にかけた言葉、

“焦らずに、その時その時で考えていこうね“

今の自分に言い聞かせる。


今回、“吐き気“というほどはっきりはしないけど、

なんか胃が重いというか、ムカムカというか、

そういうのが全くなかったわけではない。

回を重ねるごとに副作用も変わるだろうし、

仕方がない。

指先の痺れも、右手だけだったのに、

今回から左手も痺れてきている。

足の裏の痺れもある。


そして、今までなんてことなく上り下りしていた階段。

手術後、体力が落ちたときにも思ったけど、

階段の段差分、体を持ち上げるって、

思った以上に体力が必要だったんだなと。

今は、手すりにつかまり、ゆっくりとのぼる。

そして、2階に行って戻ってくるだけで息切れ。


どこまで元気になれるんだろう?

と思うと妹を思い出す。

TC療法を終えて4年経つ妹は、

家族の中で誰よりも元気だということを。

週一、宿直をこなしているくらいには元気。



月曜日。

副作用のピークは過ぎたかな。

今回、倦怠感はほとんどなかった。

関節痛が、きつかった。

それとこれはもうどうしようもないけど、

手先の痺れは両手ともに。

足の裏も指先も痺れている。


今後、増えるアバスチンやリムパーザのことは、

その都度話すからと主治医は言っていたので、

今、あれこれ考えるのはやめよう。


せっかく今、自由に動ける時間がたくさんあるので、

何か楽しいことをしようとあれこれ考える。

まだ息切れするので、歩いて遠くまでは行けない。

だったら、車でどこかに行けばいいんだと、

大好きなカフェに行くのもありだし、

マスクメロンパフェを食べにデニーズに行くのもあり。

久しぶりにプラネタリウムに行くのもいいな。

図書館にも行こう!

とあれこれ考えてみる。