抗がん剤治療、TC療法1回目。


朝、36.6度。

看護師さんもすごく喜んでくださった。


ドキドキの初めての抗がん剤治療を

慣れた病室でできるのは、すごく安心できた。

空も見えるし。


朝食後、9時過ぎに男性の研修医が病室へ。

点滴ルートの確保。

先月の手術の点滴より少し手首寄り。


看護師さんがすぐに来て、

まずは、生理食塩液を。

これは、すべて終わる5時間後まで

ゆっくり落としますと。

それと初回だけ、心電図もつけますと言われた。


10時前、吐き気止めと抗アレルギー薬の点滴と

吐き気止めの飲み薬を持って看護師さんが来る。

吐き気止めの飲み薬は、カプセルだった。

これは、抗がん剤の点滴が始まる1時間前に

飲みますと言われ、すぐに飲んだ…

吐き気に弱いので、

点滴と飲み薬の吐き気止めはありがたいのだけど、

“吐き気止め“というだけで、

飲んだら気持ち悪っ!!となって、

口直しの飴をなめる。


11:40、最初のパクリタキセル開始。

看護師さんは、ビニールのエプロン、手袋、

マスク、フェイスシールド、

完全防備で入ってみえた。

心電図をつけたあと、

点滴してすぐの副作用が出ないかと

看護師さんが10分ほど、見ていてくださる。

特に問題なく、開始。


吐き気止めと抗アレルギー薬の点滴は、

オレンジの袋がかぶっていた。

抗がん剤には、赤い袋。

聞いてみたら、

薬剤には、わかりやすく袋をかぶせていますと。

抗がん剤の点滴には、

「ハイアラート薬」のシールが貼ってあったので、

より危険という意味で赤なのか。


とにかく眠たくて眠たくて…

パクリタキセルに

アルコールが入っているからかと思ったけど、

抗アレルギー薬の影響かな?


少し寝ていたら、昼食が届く。

病院にいると栄養を摂らなきゃ!と完食できる。


パクリタキセルは、3時間で落とす予定。

14:40までのはずが、時間がかかっていて、

途中、見に来ていた看護師さんに

廊下から

「〇〇さん、2個目のケモ届きました!」

と声がかかる。

結局、パクリタキセルは4時間かかった。


15:40 カルボプラチン開始。

17:05 最後の小さめの生理食塩液開始。


全部終わったのが、17:20。

今日は8時間ちょっと。

予定では5時間って書いてあるけど、

私は点滴が落ちにくいのかな?

今後、通院になるけど、

8時間くらい覚悟しておかないといけないのかも。


夕食もしっかり食べ、

夫への電話も今日は暖かいラウンジで。

1時間くらい話していたのだけど、

だんだん、手先、足先がピリピリと痺れてくる感じ。

電話を切って病室に戻る。

手先、足先の痺れ、副作用にある…

こんなに早く出てくる?

ドキドキドキドキ…


消灯前に看護師さんに言おうと思っていたのに、

この日は、なかなか看護師さんが来なくて、

ようやく来ても、手術後のお隣の方に時間がかかり、

痛み止めの点滴をお願いに行かれていなくなる。

どんどん痺れが広がっていき、

家族LINEでナースコールを押して!とか言われるけど、

夜勤帯で人がいなくて。

結局、看護師さんに伝えられたのは22:40。

すぐに主治医に電話して確認してきますねと。


主治医からの伝言

深呼吸して〜大丈夫よ。

副作用かもしれないけど、まずはリラックスして、眠れるなら寝てねって。

もし、明日退院時に不安だったら薬も処方するからと。


私の症状に心配してくれていた家族も

ホッとする…


これで、主治医の中の

いつもニコニコガンでも平気という患者像が崩れて

もう少し心配してもらえるかな。

抗がん剤治療は、結構ビビってました。


深呼吸しているうちに、ホッとして寝られた。