術後1日目

HCUで起床。
管だらけの中、結構、寝たと思う。
看護師さんにベッドを起こしてもらい、
歯磨きをして、水分を摂る。
歯磨きしたら、スッキリサッパリ!
日勤の看護師さんは、
前日の術後すぐに担当だった看護師さん。
「え!!もうそんなに寝返りできるんですか?」
と、驚くほどに動けていたらしい。
とにかく腰が痛くて
同じ姿勢で寝ていられなかったので。
そして、傷口が痛いのは、
手術したんだから仕方がないと思っていた。
主治医が診にきてくれて、
「大丈夫そうね、病棟で待ってるね」
と。
尿道カテーテル、心電図、酸素マスク
パルスオキシメーター、フットポンプがはずれ、
しばらく座って大丈夫そうなら、歩いてみる…
お腹が痛くて、点滴棒に寄りかかりながら
なんとか15メートルほど歩く。
これなら病棟に戻ってもトイレまでは行ける
と言われるけど、こんな歩いているのか
点滴棒に引きずられているのか
わからない状態なのに…
病棟に戻れるのは嬉しいけど…

初車椅子で、病棟へ戻る。
手術前は、4人部屋の窓際だったけど、
今度は、4人部屋の廊下側。
最初は、ガッカリしたけど、
毎日、空を見ないと落ち着かないから
そのためには病室を出て歩くしかなく、
それがいいリハビリになったと思う。

まだ、食事は食べられないのだけど、
お昼から漢方薬の内服が始まる。
苦い粉薬は苦手…オブラートが欲しいと思うけど、
まだ歩いてコンビニまで行けるはずもなく、
泣く泣くそのまま漢方薬を飲む。
ほんのり甘い…でも口直しの飴がほしくて、
明日、流動食が始まるまではお水だけねと言われる。

外来を初めて受診したときから、
お腹の痛みを10段階で伝えることになっていて、
19時半頃、看護師さんの巡回のときに
8くらいの痛みなので
点滴の痛み止めをお願いした。
でも、その後、看護師さんは来なくて、
痛みはだんだん強くなり、とうとうMAXに。
ナースコールを押してもよかったんだけど…
結局、夜勤の看護師さんに交代して巡回の時に
再度お願いする。

この日、21時からのテレビ番組に
インタビューを受けた次女が出演予定。
術後の楽しみにしていて、
そのチャンネルのアプリをスマホに入れて
リアルタイムで観るつもりだった。
21時前から家族LINEは、
まだかまだかと大賑わい。
21時頃、痛み止めの点滴が始まるけど、
痛みMAXだったから、なかなか効いてこなくて。
結局、リアルタイムで観ることはできなかった。
親友から、
次女ちゃんすっかり大人の女性になってた!
録画しておけばよかった!とか
次女大好き長女は、写真や動画を撮っていて、
それが送られてくるのに、
それを見ることさえ無理で…
次女を観て、元気をもらうはずが、
痛みで疲れて、そのまま寝る。






長女が、

お母さんの手術日にふさわしい気持ちのいい晴天だよ

と送ってくれた写真