主婦が臨床心理士になるには? -22ページ目

初めの一歩

「主婦」といっても色々な経歴をお持ちだと思います。

私は一つ目の大学が心理学部ではなかった為、通信教育で心理学の基礎から学ぶことにしましたが、主婦の方でも心理学部卒の方々もいらっしゃることでしょう。

そういう方々は大学院入試を目指すところからですが、私は心理の世界と関係ないところに居た「主婦」だったので、一から学んで臨床心理士になった様なものです。

ですので、まったくこれから~という方も目指してオッケーなのだということ、そして頑張ってみようかなという方が居たら、少しでも私の経験がお役にたてばいいなと思っています。

なにせ、心理学部でもなければ、そうしたことを話せる友達もいません。

自分で調べるしかないのです。

臨床心理士になる為にどんな道があるのか・・・
どの様な勉強をするべきなのか・・・
どの様な大学、大学院があるのか・・・
入試の難易度はどれくらいなのか・・・
どの様な問題が出るのか・・・
もし受かって院生になったら、どの様な生活になるのか・・・
卒業してから資格試験までどんな勉強が必要なのか・・・

などなど・・・
本屋さんにある関連本、ネットが頼りでした。

どういった一歩を踏み出すかをひたすら調べ・考えました。

大学院と研究計画書

私は一応大学を卒業していました。

学部は心理学部ではありません。

でも、前にも書きましたが、臨床心理士認定協会の指定する大学院は、心理学部卒でなくても受験できるのです。
心理学を受講した単位の規定もありません。
なので、独学で心理学を学んで受験ということもあり得ます。

でも、やはり前に書きましたが、基礎のないまま進学すると、きっと自分が困るのではないかと思いました。

それに、大学院受験には、「志望理由書」の他に、「研究計画書」なるものの提出が必要です。

「研究計画書」は、院で自分が何を研究したいかの展望と計画を書いたものです。

何を学びたいか・・・は大学で、何を研究したいか・・・は大学院です。

そして調査して修士論文という形で結果を出さなければ卒業できません。

何を研究したいか・・・をまとめる前に、まず学ばなければと思いました。

心理学概論や心理学史など、知らないことばかりです。

でも、知りたかったです。

勉強して、知らなかったことを知っていくことが、社会への一歩の様な気がしました。

どういう通信教育がいいのか、または社会人の為の予備校なるものも調べてみました。

通信教育で基礎を

何でも基礎って大事です。

子ども達の相談の中に、「漢字を覚えるのが大変です・・・」「歴史や地理を覚えるのが無理・・・」と言う人がけっこう居ます。

確かに義務教育の間は基礎を覚えなくてはいけない段階ですから、ひたすら暗記という辛い作業も多いかと思います。
でも、ただ暗記するのではなく、文脈で覚えるとか、歴史の中の位置で覚えるとか、周辺からのイメージを利用するといいのかもしれません。そして、単語と単語、イメージとイメージがリンクしていって知識となっていきます。

リンクしていった時、ああ、このことの基礎を覚えていたんだなと、その時わかることもあるでしょう。

基礎って大事です。

それに、私は勉強は自分でやるものだと思っています。結局頭に入れていく作業は自分でやるんですから。だから基礎を通信教育で学ぼうと決めました。

もちろん多少の不安はありました。

社会人の為の予備校なるものが続々とできてきた時でもあり、宣伝をみると、一人でやれると考えている自分はおごっているのではないかな・・・などと、時には心がぐらつきました。

社会人は、学校や勉強から離れて久しいので、予備校に通わなければ厳しいと書いてあったりすると、どっぷり不安になりました。

が、子どもが小さくパートもしていない主婦にとっては、予備校に通う費用もなく、時間もありません。
そして、何よりそんなことをして将来本当に何かになるのかな・・・という不安が大きかったです。

私は社会復帰がしたかったのです。このまま家にずっと居る主婦にはなりたくなかった。

それに、自分が働いて生きてきた経験の延長線上の興味あるものを勉強し、ささやかでもそのことで何か人の役に立つ様な仕事があれば幸いだと考えていました。

とにかく、身動きができない今、動かないでできることは勉強だと思いました。

そんな私に通信教育は最適だったのです。

「社会人の為の大学・大学院」

「社会人の為の大学・大学院」という雑誌で知ったことは、社会人が大学院に入学してもいいんだ~ということでした。

私の昔?の感覚では、大学院に行く人は大学在学中に優秀な研究を続けていきそうな人!というイメージでした。

研究員→講師→助教授→教授

の道がルートなのかと。

しかし、臨床心理士受験には指定大学院卒業が必要条件であることと、その為・・・というと語弊がありますが、社会人入学がありえること、そして大学院の募集枠に社会人枠というのがあるということを知りました。

ご丁寧に、「社会人」の中には「主婦」も含まれることが書いてあったりして。

へぇ~、主婦の私が大学院を目指してもいいんだぁ・・・と素朴に驚きました。

ただ、やはり学部が心理ではないことがネックだと自分で思い込み、大学院まではすぐに目指す気にはなりませんでしたが、勉強するうちに、もし行かれたらいいなとは思っていました。

心理の学部に通学している人は、4年間どっぷりと心理の環境に浸かることが出来、横(友人)、縦(教師)からの影響や情報をもらえる環境に居るわけです。
そこを飛び越えて大学院に行こうと思うほど、私は気が大きくはなかったのです。

かといって、3人の子どもがまだ小さかったので、さすがに学部に通学する時間はありませんでした。

でも、学部卒の人達にてんで太刀打ちできないレベルで大学院を受験するのも無理だと思い、私は通信教育で心理学を基礎から学ぼうと決心しました。

主婦の社会復帰

主婦から臨床心理士というと、かなり距離があると感じられるかもしれません。

かくいう私も、最初は臨床心理士という資格は遠くにあって、資格取得を目指して心理学を勉強し始めたわけではありませんでした。

私は、心理学を目指して勉強を始めようと思い立つ前に、社会復帰を目指して模索していました。

定年まで働き続けようと思っていた仕事を、さすがに3人目の子どもを抱えた時に断念し、悩んだ末退職して主婦に専念しました。
そして少し余裕が出来た時、社会復帰した時の為に何か勉強をしておこうと思い立ちました。

私は、勉強は自分でするものだという信念の様なものがあります。
なので、とにかく模索しました。

自分がもう一度社会に出て仕事をするとしたら何がしたいかを、とにかく毎日考え、何ができるのかを探しまくりました。
主婦の方々も以前お仕事をしていた方が多いと思われます。そうした経験から、何かしら考えることがあって心理学に興味を持ち、カウンセラーというお仕事を目指そうかと考えられる方も多いのではないでしょうか。

私も社会経験を考え直してみようと思い立ち、まず心理学という学問に触れてみようと考えました。

とにもかくにも、子どもが小さく、すぐに働くことも、どこかの学校に通学することも無理でした。

に、自分で勉強すればいいんです。

でも、自分で勉強する時に気をつけなくてはいけないと思ったのは、独学に偏りがない様に情報収集に怠らない様注意することです。

ネットで探し、本屋に日参しました。

そこで出会ったのが、「社会人の為の大学・大学院」という雑誌です。

私の二度目の学生生活は、この雑誌との出会いからから始まったと言えます~。