こまちで向かうのは、いつもの(!)角館駅ではなく秋田駅です。
目的はこの日から始まる竿燈まつり……ではなく、あきた芸術劇場ミルハスで初日を迎える劇団わらび座 祭シアター『HANA』。11時開演&16時開演の2公演を拝見するためです。
昨年夏の初演から1年を経て、今年もこの作品に出会えます。
劇場前にソフトクリーム屋さんが出ていたので、終演後ブルーベリーソフトを食べました。とても美味しかったし、多くの方が買いにいらしていて、思わぬ方と言葉を交わしたりもできました。
お食事処ばっきゃでは、あまりの暑さにラーメンは諦め(?)冷たい稲庭うどんを。
梅雨明けしたとはいえ関東より気温は低いと思っていたのですが、湿度が高くてけっこう蒸し暑く感じられました。
食事を済ませて角館駅へ向かいます。
名残り惜しい気持ちで帰りの新幹線に乗り込みました。
秋田新幹線こまちの車窓から、わらび劇場の一角が見えます。
これを見るためにこまちの座席はできる限りD列を選びます。
夏休み時期のためか、行きも帰りも新幹線は満席でした。
そして宇都宮駅で乗り換えようとしたら、ここも大勢の人でごった返していました。
なんだっけ?と思いましたが、貼り紙とアナウンスから、この週末は宮まつりだったことを思い出しました。宇都宮ではもっとも大きなお祭りで、毎年8月最初の土日に行われるのです。なるほどそういえば浴衣姿の方も見受けられます。
まだ17時だったので、皆さん宇都宮についてこれからお祭りに向かうところでしょう。自分は反対にここから在来線で地元に向かうのです。
お祭りの季節です。
竿燈祭りも宮祭りも参加せずに通り過ぎてしまいましたが、この旅のあちこちで祭りの活気と生命のきらめきを存分に感じることができました。
『HANA』はもちろん、現代の青春を題材にした『青春するべ!』も民謡や踊りが大切な要素となっています。わらび座の役者さんの歌声や踊りはとてもよく訓練されていて、それぞれに見応えがありました。
梅雨明け直後の夏の旅で、お祭りと蓮とソフトクリームとビールと温泉、そして何より好物の素敵な舞台を堪能しました。
お目にかかれた皆様、気にかけてくださった皆様、ありがとうございました。