令和6年4月13日(土)18:00〜、あうるすぽっとにて。


脚本・演出/米山和仁
総合アートディレクター/小玉久仁子
舞台監督/長坂公介、松本樹乃
演出部/斎藤彩花、板場朱音
照明/阿部将之(LICHT-ER)
音響/田上篤志(atSound)
音響操作/日本有香(SugarSound)
美術/泉真
衣装/清水喜代美
衣装進行/佐久間のぞみ
ヘアメイク/黒田はるな
宣伝美術/中戸健司(Creators Group MAC)
写真/佐藤孝仁(BEAM×10)
WEB/ブラン・ニュー・トーン
キャスティング協力/枡井妙子(c4)
制作/吉田千尋、齋藤貴裕、川邊照

出演/
石川雷蔵
山﨑雅志
松井勇歩
正木郁
小坂涼太郎
日向野祥
齋藤陽介
野口オリジナル
本西彩希帆
内村理沙
山本洋輔
我膳導
小玉久仁子
概要/

この街に決闘がやってきた…

時は現代。個人間で起こるいざこざを”決闘”を通して決着させる法律『決闘法』が制定される。しかし、決闘をするには役所に申請をする必要があった。身体への危害、生死に関わる危険行為は避けるなど、細かいルールも設けられおり、決闘するのも一苦労。市民の皆様がスムーズに決闘を行えるように、各市町村には、決闘を取り仕切る『決闘課』ができた。そんな『決闘課』に一人の若者が配属される…。
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(公式サイトより)



決闘が法律で認められ、その届出や認可を担当する決闘課が市役所に設置されている近未来(?)。


高校の時、ある人に決闘を申し込もうとして市役所を訪れたことが転機となり、自ら市役所の決闘課に勤めることとなった青年を軸に、そこで巻き起こるあれこれをテンポよく描く約2時間。


決闘課という設定をより際立たせる美術や衣装は観ているだけで楽しい。


一課と二課の対立という形で、決闘に対する登場人物たちの考え方の違いを印象付ける戯曲の巧みさも印象的だ。


小玉さんのインパクトを中心に、世界観をしっかりと支える劇団員とそこに変化をつけていく客演陣の魅力。


荒唐無稽な設定とキャラの濃い登場人物たち、そして怒涛の展開に引き込まれて2時間が短く感じられた。


さまざまなバランスと勢いが気持ちよく噛み合って、笑ったりちょっとほろっとしたりしつつ、観る前よりちょっと元気になって劇場を後にした。



あうるすぽっと名物(?)のフクロウもウエスタン。ふと、公演ごとに模様替えするこのフクロウの衣装(?)は、どなたが用意しているんだろう、と思ったりした。