平成26年6月1日(日)18:00~、紀伊國屋サザンシアターにて。

構成・演出/水木英昭
脚本/水木英昭、松田環

出演/
津田英佑
野久保直樹
鈴木拡樹

山田邦子

青柳塁斗
増田裕生
河原田巧也

荒牧慶彦 〈東京公演〉

山本崇史 (PaniCrew)
服部翼

原育美
亀井理那
ヒトシ・ギルバートJr.
小野寺陽香
宇野真由美

佐伯太輔

水木英昭

兼崎健太郎

水木英昭プロデュースのあの人気シリーズが帰ってくる!
〝手に汗にぎる、笑いです。
(公式ホームページより)


水木英昭プロデュースの代表シリーズのひとつが、しばらくぶりに復活した。
3人の男たちが、それぞれの人生を抱えつつ創り上げたホストクラブで起こる、
悲喜こもごもの物語。

そして、大好きな劇団しゅうくりー夢の松田環さんが脚本で参加なさっている。

ホストクラブが舞台だけあって、カッコいい男性がたくさん登場する。
しかしその男性たちも、久しぶりのシリーズ再開とあって、だいぶ世代交代している。
あんまり若い子ばっかりだと、お姉さん(!?)的にはちょっと気が引けますw

でも。

街をクリーンにする、という公約を掲げ、水商売などと目の敵にする女性市長や、
ひと癖ありそうなライバル店のホスト、
そして、店を離れていた3人の創立者のうち2人が帰ってきたりするうちに、
物語はどんどん加速していく。

そしてその中で、登場人物一人ひとりの抱えていたモノが見えてくるのだ。

超ツンデレな若いナンバーワンホストくんの複雑な生い立ちとか、
店で働く男たちのそれぞれの事情とか、
そこで疲れを癒していく女性たちの泣き笑いとか。

津田さんの大人の魅力も、ツンデレ転じて人懐っこい子犬みたいになっちゃった鈴木さんも、
ライバル店のホスト役の兼崎さんの存在たっぷりなキャラも、とても印象的だったり。
原さんが登場すると、ホッと暖かい空気が漂ったり。

女性市長役の山田邦子さんがサービス精神旺盛な活躍を見せてくださったり。

ベテランも若手も、それぞれのキャストがしっかり魅力的だったのが印象に残った。

笑ったり、ハラハラどきどきしたり、ちょっとうるっとしたりしながら、
あっという間の2時間。
観終わって、なんだか元気になった気がする、そういう舞台でした。