今日は宝塚の不動産業者さんのところへ行って土地の相場について教えていただいたのですが、私の名刺を見て、「前から、不動産鑑定士って、誰に対して、どんな報酬をもらって仕事してるんだろうって疑問に思ってたんですよねー」と。
そうなんです、分かりにくい仕事ですよね。。。
端的に言って、税務署か裁判所提出用がほとんどです。
同族会社間の売買なので売買価格の根拠資料が欲しい とか、
裁判でもめてるので不動産の価格を証明する資料が欲しい とか、
公的機関に対する証拠資料としての用途が多いです。
鑑定書は物件の規模などにもよりますが、鑑定書1本十数万円以上とけっこう高額なので、税理士さんや弁護士さんに「鑑定書が必要です」と言われて、依頼にくることがほとんどです。
単にだいたいの相場を知りたいだけなら、口頭で良ければ無料でお答えしているのですが、税務署や裁判所提出用の資料がいるというときには、報酬をいただいて鑑定書を提出します。
税務署に否認されないよう、裁判で相手方に揚げ足をとられないよう、文章にも数字にも最大限気を配って丁寧に作成し、鑑定書には鑑定士が署名押印して、責任をもって発行します。内容の説明もします。
うちの会社は、鑑定の仕事と仲介(宅建)の仕事を両方しているので、鑑定においては不動産のナマの情報をとりいれた精度の高い鑑定をできるメリットがあり、仲介においては専門知識が必要な案件に強いというメリットがあります。
特に、借地や底地については知識やノウハウが集積しているので、地主さん・借地人・不動産業者さんからの相談が多いです。
相続が起こると、ドンドン、ハンコが必要な人数が増えてややこしくなっていくので、借地・底地については早めに処理しておくのがオススメです。
地主さんと借地人のあいだで、底地か借地権のどちらかを買い取って権利関係をシンプルにするのです。
弁護士さんと違って相談料は無料です。
鑑定と仲介の2つの解決策で、不動産トラブルを真に解消できますので、お気軽にメッセージいただけたらと思います。
いいネ西宮