2月20日からレンタル開始した「おおかみこどもの雨と雪」を見ました~。
同じ細田守監督の「サマーウォーズ」も面白かったので、DVD化化を楽しみにしていました。
狼の血を引く狼男と恋をして、雨と雪という二人の子供を授かった花。
ところが、狼男は亡くなってしまい、2人の子供を育てるシングルマザーとなる。
まず、映像がキレイ。
ひらめくカーテンや、雨雲の広がる空など、写真のようにくっきりと、現実感をもって動きます。
狼男と花が出会う大学(一橋大学がモデル)での、恋の始まりの甘さと切なさ。
人間の子供であっても獣 と思うことはあるもの。。。まして狼の血を引く幼い子供です。
夜泣きならぬ遠吠えに近所の人からはクレームが来ます。
追い立てられるように田舎へ引っ越し、畠で野菜を作りながらの生活が始まります。
しなやかに辛抱強く、子供を育てる花の静かなたくましさ。
田舎暮らしを選ぶことで、子供の性質を思いっきり伸ばしてやるその姿はうらやましくもあります。
姉である雪は人間社会へ、そして弟である雨は次第に動物としての生活に馴染んでいきます。
やがて迎える雨の自立のとき。
母はどんな気持ちでそれを迎えるのか。
子供の自立、、、干渉しずぎずどうやって手を放してやることができるか、、、がテーマになっています。
子供の自立を見送った世代の方に感想を聞きたい作品でした。
いいネ西宮
おおかみこどもの雨と雪 http://www.ookamikodomo.jp/index.html