岡田淳先生のサイン会、行ってきました！
サイン会というものに行くのも初めてでした。
先着１００名というけど大丈夫かな、と、当日の朝、ブックファーストに電話すると、「４４番で本をお取り置きしておきます」とのことでした。
偕成社の本ならどれでもサインしていただけるというので、一番大好きな『ようこそ、おまけの時間に』を買いました。
１５分前に会場に着くと、すでに長い列。
列は番号順に並びます。サイン会の告知を見たときすぐに本を買っておけば、もっと早い番号の整理券をもらえたわけか、なるほど。。。整理券に自分の名前と先生へのメッセージを書き込みます。
夫が代わりに並んでくれて、そのあいだ、私は息子を連れてガーデンズをうろうろ。４５分ほど待って、やっと、順番が回ってきました。
岡田淳先生に感激の対面です！！
「わ、わたし、『ようこそ、おまけの時間に』が大好きで、○○小学校だったので、先生が隣の学校の先生だって噂を聞いてて」と、もう、緊張でしどろもどろ。
先生はお年のころは団塊の世代といったところ、引き込まれるような深い深い優しいまなざしで、しっかりと目を合わせてお話ししてくださいます。（表紙の中央に描かれた主人公に面影が似ています、小説はイラストも岡田淳先生が書いておられるのです。）
「わたしは、△△小学校に行ってましたので」
あぁ、やっぱり隣の小学校の図工の先生だったんだ！！
本にサインをいただくとき、～様のところに息子の名前を書いてもらいました。
茨の模様も書き添えて下さいました。
あらためて『ようこそ、おまけの時間に』を読み返しました。
やっぱりいい話です～。
馴染みの学校がすっぽり異界になるというドキドキ感。子供たちだけで全てを考え、茨に閉ざされた学校を救うのです。おまけの時間をきっかけに、現実の世界でも、みんなが本当の自分を出せるようになります。
小学生でも、大人が思う以上にその内面は複雑で、学校ではほんとの自分を出せなかったりする、その状況がなんともうまく書かれています。
おまけの時間ではモノを食べてもなくならないから、こっそり飴をもってきてみんなでなめたり、給食室の牛乳を飲んだり…こういうちょっとしかことがものすごく嬉しい、子供の気持ちをわかっているのは小学校の先生でいらっしゃったからかな。
小学校の中～高学年で読めると思います。うちの子も読める日が来て、自分に宛てられたサインを見つけたら…、その日が楽しみです！
いいネ西宮
岡田淳先生のウェブエッセイ http://www.kaiseisha.co.jp/serial/okadajun.html