息子が10か月のころ、ベビーサインを始めてみようと思いました。
ベビーサインというのは、まだしゃべれない赤ちゃんと手話で話そうというものです。
もともとはアメリカで始まったものを、日本では吉中みちるさんという方が熱心に広め、NPO法人日本ベビーサイン協会をつくり、認定講師も養成しています。
西宮北口のコープカルチャーで開かれた体験講座に行ったあと「費用もかかるし」とぐずぐず悩んでいるうちに、「人数が満たないので開講は見送ります」と連絡が入ったので、あとはもう、本を見て自己流ですることにしました。
はじめに教えたのは、母乳を与えながらの「おっぱいちゅぱちゅぱ」のサイン。こぶしを握って乳搾りのような動きをします。それから「ちゃぷちゃぷ」という水のサイン。川の傍やプールやお風呂で、水を押すような仕草を続けていると、何となく真似するようになりました。
あとは、「電気ぴかぴか」、「お魚すいすい」も真似するようになりました。どうも本人の興味を引いたものは、サインを覚えるのも早いようです。
とはいえ本を買った生後10か月ごろは、付録のカードをラミネートして見せたりしたけれど、全く覚える気配も、興味もなし。
犬のベビーサインは、「指を鳴らしながら胸の前で斜めに振り下ろす」 …そりゃちょっと難しいよねぇ。
ところがそのうち、サインはいっこうに覚えなかったけれど、1歳ごろ、ワンワンと片言が言えるようになりました。
そして、1歳6か月になった今、急に、言葉が増えて、動物の見分けもつくようになってきました。
車はウーウー、飛行機は空を見上げてウーウー、まるいものやキャラクターは全てアンパン。
はじめは動くもの全般がワンワンだったのが、今は鳥はガッガ、象はアオーン、猫はネー、と区別するようになりました。
そして、それと同時に、ベビーサインが急に増えだしたのです。
うさぎを見ると頭の上で耳をぴょこぴょこさせます。
先日など、カラスが餌をついばんでいるのを見て、「ガッガ」といいながらモノを口に運ぶ真似をしていました。2語文やん!!
息子が興味を持ったものを、本を見て、そのサインを調べて息子に見せます。花、豚など・・・、一発で覚えることもあれば、パンダ、きりんなどはまだ覚えていません。
ここまできてやっと気づいたのは、
まずは、その「モノ」を他と識別できなければ、サインもできないということ。
そして、サインと片言は、どちらか簡単な方を本人が選ぶ ということ。
車も自転車区別がついていないころの息子に、それぞれのサインを見せていたけれど、そりゃきっとわけがわからなかったよねぇ。途中で中だるみしたこともあったけれど、今は息子とのコミュニケーションが増えて楽しいです。
バイバイで手を振るのも、こんにちはやありがとうで頭を下げるのもベビーサインです。
気軽に取り入れてみたら、子育てが面白くなると思います!
いいネ西宮
ベビーサインについての過去のブログ http://ameblo.jp/kijyun/entry-10999266549.html
NPO法人日本ベビーサイン協会 http://www.babysigns.jp/