兵庫県立美術館で7月23日からはじまった、「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」に行ってきました。お相手は美術史を勉強していた時代の友人。奇しくも私も彼女も昨年子供を産んでいて、それぞれ1歳の子供を連れての観覧です。
想像していた展覧会と全然違っていました!
会場の前半3分の1は、まるで、ディズニーランドのアトラクションにでも来たかのような、等身大サイズのアリエッティの庭とおうちだったのです。
巨大なタンポポや松ぼっくり、犬かと見まがう大きさのバッタ…まるで自分が小人になったかのように全てが巨大な庭や、アリエッティの家(アリエッティの部屋やリビング、お父さんの作業部屋など)が、まるでモデルルームのように情感たっぷりに再現されています。
種田陽平さんという映画美術監督さんは、アリエッティの映画の製作時にかかわっていたわけではありません。そうではなくて、逆に、アリエッティの映画を見てからアリエッティの家や庭を再現したのです。
それは、映画のためにセットを作る種田監督の普段の仕事とは全く逆の試みです。
映画のセットは映画のために作られ、フィルムに焼き付けたあとは、すっかり壊されてしまうのが普通です。この展覧会は、セット自体の芸術性に注目してこれを「作品」ととらえ、セットを一般の人に公開するという展覧会だったのです!斬新…!
1歳の息子も、なぜかキャッキャと言って喜んでました。
常設展の小磯良平やヤノベケンジもゆったりと楽しめました。
兵庫県立美術館へは、行きは、阪急電車の王子公園の駅から南へドンドン下っていきました。下り坂なので20分もかからず、快適な散歩です。
途中、このブログを愛読下さっているsatoco様からの「兵庫県立美術館へ行くときはぜひ」というリコメンドを受け、「こみちのパン屋さん かて」に寄りました。王子公園駅から南へ5分ぐらい。目の前でパンが焼きあがるすっごく素敵なパン屋さんでした。小麦のうまみが感じられるもちもちのパンです。行って良かった~。
帰りは上り坂なので、阪神の岩屋でいったん三宮まで出て、そごうをのぞいて帰ってきました。
今、神戸ではもうひとつ、ジブリアニメに関連した展覧会をやっています(7月16日から9月25日まで)。神戸市立博物館の「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三展 」です。天空の城ラピュタや火垂るの墓、時をかける少女で見られた、美しい背景画の展覧会です。こちらも見に行くのを楽しみにしています。
この夏は神戸のアニメの展覧会に注目です~。
いいネ西宮
借りぐらしのアリエッティや「借りぐらしのアリエッティ×種田陽平展」についての過去のブログ
http://ameblo.jp/kijyun/entry-10951313886.html
こみちのパン屋さん かて http://r.tabelog.com/hyogo/A2801/A280103/28008330/
神戸市立博物館 山本二三展 http://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/museum/tokuten/2011_01nizo.html