船の絵で知られる横浜市中区在住のイラストレーター・漫画家柳原良平さんの個展「威風堂々輝く船たち」が、JR関内駅前の「せんたあ画廊」で開かれている。新作を含め110点余りを出品し、多くのファンが訪れている。
柳原さんは8月に81歳になる。4年前にがんが見つかり肺を摘出。現在も抗がん剤と通院治療が欠かせない。「年をとり、息苦しく、制作もしんどくなったけど負けてはいられない」と意欲的で、62点を描き下ろした。
36年前から個展を企画する画廊主の小澤章さんは「光を巧みに生かし、これまでになく鮮やかな色を出した」と評価する。富士山を背景に清水港に入る「飛鳥II」、順風満帆の「にっぽん丸」を100号の油絵で描いた。ほかに「ぱしふぃっくびいなす」「富士丸」と現役の外国クルーズ船や戦前、青い目の人形をアメリカから運んできた「これあ丸」、病院船で戦後も引き揚げ船で活躍した「高砂丸」など懐かしい船も並ぶ。
柳原さんは「長く続けたなと思う。年中行事となり、1年に1回、絵を見て、お互いの健康を確かめようと訪れる人も多い。元気な限り描きたい絵を描き、楽しんでもらう」と話していた。
19日まで。無料。問い合わせは同画廊。
出典:カナロコ