住宅用太陽光発電に補助金を出す自治体が京築地域でも広がっている。東京電力福島第一原発事故で高まった自然エネルギーへの関心とともに、余剰電力を電力会社が買い取る制度も申請を後押ししているようだ。
みやこ町は4月から、12万円を上限に出力1キロワットあたり3万円を補助する制度を始めた。今年度は50件で600万円を予算付けしたが、すでに23件の申し込みがあった。
辛島秀典副町長は「節電意識もあるだろうが、こんなに早い時期に申請が予定の半分になるとは思ってなかった」と話す。すでに先行している国の補助制度に上乗せする仕組みで、申請には「国の補助要件に適合していること」を条件にした。
行橋市は東日本大震災前の2010度から地球温暖化防止を目的に導入した。
補助金の対象は最大出力4キロワット以内で、1キロワットあたり3万円を補助する。申し込みは先着順で、年度内に発電システムを設置するか、設置済みの住宅を購入した人が対象。余った電力を売れる設備であることが条件となっている。
今年度は1440万円を予算計上し、120件分を見込む。前期(80件分)の申し込みは8日に始まり、すでに34件の応募があった。人気の理由を環境課の担当者は「初期投資はかさむが、余剰電力の買い取りで電気代の節約になることが大きいようだ」とみる。
一方、昨年度から始めた苅田町は予算枠を実質設けていない。申請者が増えれば、補正予算で対応する。昨年度は143件の申し込みがあった。こちらも補助額は1キロワットあたり3万円で上限は12万円。
11年度から3カ年の予定だが、環境保全課の担当者は「今後も補助を続けるかどうかは、政府のエネルギー政策などを見ながら検討していく」と話している。
出典:朝日新聞