<'24.3月読書記録>
初読4冊
読書メーター

 

3/28【成瀬は信じた道をいく/宮島未奈】
「成瀬は天下を取りにいく」の続編。成瀬と島崎にまた会えて嬉しい!
今回成瀬と関わる人たちもユニーク。 成瀬の両親のキャラなるほど感大きい。
最終話、何故こんな言葉?という謎の書き置きの理由がわかり「やっぱり成瀬は成瀬だった」島崎の言葉通り大いに納得。

3/12【答えは市役所3階に 2020心の相談室/辻堂ゆめ】
コロナ禍を受け市役所に開設された「2020こころの相談室室」お知らせチラシ現実感ある。
令和二年七月から十月、5人の相談者それぞれの状況、少し特殊に思う部分もあるけど、同じように悩む人が実際にいただろうと思う。
相談者たちが希望を持てる感じになったあとでの、臨床心理士の晴川さんによる推測がなるほど感大きくて面白い。
最終話に過去の相談者とのつながりもあってほっこりした。
有能な晴川さんの言葉〔カウンセリングの目的とは、相談者本人が自分の問題を明確にし、自力で道を見つけること〕印象的。

3/5【私たちの世代は/瀬尾まいこ】
小学3年生になる頃感染症の流行で息苦しい生活を体験した2人の少女のその後。
冴と心晴の出会いにワクワク。明るい未来で心地いい。
現実ではコロナから4年くらいだけど本作は15年後まで描かれている。コロナ禍で苦しんだ実際の子どもたちへの応援のようにも感じる。
冴のお母さんとっても素敵!(切ないけど) 心晴のお母さんも、冴が心晴の苗字を知ってると思った理由で好感度上がる。
清塚くんと樋口くん兄弟カッコいい。カナカナも希望みえてほっとした。
心晴の語りでのラスト読んでから冒頭の文章読み返すとさらにグッとくる。

3/5【あの日の交換日記 (単行本)/辻堂ゆめ】
連作短編7作。最終話で明かされた仕掛けに、おぉ!となった。1,2話の時点では、温かいお話だけど仕掛けがわかりやすいな、と少し物足りなさ感じたけど、全体の仕掛けは全く予想してなかった、見事だと思う。3話で気になっていたこともスッキリして快感。
悲しいことがあるけど5話からラストへの繋がり素敵。
冒頭の女教師の祈りが叶って良かった。
7項目ある「交かん日記をするときのお約束」が各話に合わせて記されているのも印象的。

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<3月購入雑誌・書籍>

※「週刊文春WOMAN」2024春号(3/21)
※「JUNON」2024年5月特別号(3/22)
※「月刊ザテレビジョン」5月号
(年間購読8月まで届く。剛くん記事ないけど今回はドラアカ応募券付きではがき投票)
※文春文庫「碁盤斬り」加藤正人(3/10)
※文藝春秋「もう明日が待っている」鈴木おさむ(3/27)

 

<録画記録>
3/15「あさイチ」剛くんVTR出演
趣里さんへのメッセージとても良かった!