「お金がない、、お金が足りない、、お金が増えない、、」
私を含め、みんなの口癖です。特に世界高水準物価指数のハワイでは、誰もが口にする呪文のような言葉です。
昨日も、繰り返し、繰り返し、、、この言葉が出てきました。
夕食を食べに出かけても、そう、無意識に値段を見て、無意識に金額を考えています。
「いくらかかる?」
「そんなにかかる?」
「高いよな、、」
この言葉が出てくるだけで、楽しさは半減します、でも、自動的に出てくるので、防ぎようがありません。
繰り返し出てくるこの言葉を、、少し距離を置いて見つめていました。
今朝のこと、いつものように祖先のカルマの解放を願ってお祈りをしていると、、
昨日のお金のことが思い出されました。「お金がない、ラクにならない、」、、、
父も母もそんなにケチだったわけじゃありません。
でも子供時代は家が貧乏だったと、良く言っていました。そのため進学もできず、中卒で働き始めました。
私は大学まで出してもらいましたが、母の口癖は、「うちのような貧乏人が大学まで行かせてもらって、、、」
うちはお金持ちじゃないけど商売してたし、ムスメを進学させるくらいの余裕はあったと思うのですが、
母にはそんな嫌味を良く言われたものです。「なんでそんなことばっかり言うんだろう、、」
当時は、そう反発していましたが、、それも祖先がずっと抱いていた思いだったのですね。
両親が生きていたころ、私はお金に執着と言うものが余りありませんでした。
好きなだけ使って、楽しんで、すっからかんでした。
でも、両親が死んで一人になった時から、お金がないことがとても怖くなりました
両親が死んで、私も祖先からの思いを受け継いでしまったのです。
そして今もなお、その考えに囚われている自分を見つけました。
「あ、この考えも、私のものじゃないんだ、、」,ハッと思いました。
そう、祖先からずっと続いていた、お金に対する思いだったんです。
その時、胸の奥から大きなゲップが、ゲボ!っと出ました。
と、同時に、そこにあった胸のつかえが消えてなくなっていました。
マインド(思考)が自分のものだと思うと苦しいのですが、
自分のものじゃないと分かった途端、ラクになります。それは、ゲップが出るように、昇華します。
私たちがしなければならないことは、
節約することでもなく、お金を貯めることでもなく、お金への執着を隠すことでもなく、
お金の執着から解放され、自由になることです。