カルマの大清算、まだまだ続いています。
「子供がいなかったらラクだったのに、、」、、こんな思いがわき上がることが良くありました。
実際には、子供がいてくれ頑張れたことも多いのですが、この思いも無意識に湧き上がってくるんです。
これは、、、シングルマザーでも、夫がいても、無意識に出てくる人は出て来る、、無意識の思いです。
子供が小さかったとき、子育てが大変だったとき、特にこの感情が出てきました。
子供がいなかったら、、、、その感情を思い出していると、、
無意識にこんな言葉が出てきました。
「純子がいなかったら、、どんなに楽だったろう、」
え??何で、純子??純子というのは、私の妹です。
何で妹の名前が出てくるの?
自分でもビックリしましたが、これ、母の思いが私の中に入り込んでいたんですね。
妹は脳障害があって、、小さいときから母は大変でした。
思春期に差し掛かり、異性に興味が出始めると、母は妹をさらにコントロールするようになりました。
田舎の事です。周囲の目もイヤだったのでしょう。母の気持ちも分かります。
しかし、、自分の感情や主張を出せない妹は、、次第に精神的に病んでいってしまいました。
結果、日常生活を送れなくなり、入院生活を繰り返すことになりました。
脳障害を持つ子供には良くある症状らしいのですが、、精神障害は家族も辛いものです。
病院と言っても、鉄格子で自由に外に出ることもできないようなもの、、自虐の症状のひどい子は柱に縛られ、、当時は病院に行くのも辛かったです。
その頃、、私は、母の気持ちを十分に察することはできませんでした。
昔は、、障害者の母親は周囲からも特別な目で見られました。
「あそのこXXちゃん、ちょっとおかしいんだって、、」、、こう言われます。父親は大体役に立ちませんから、一人で頑張って育てる事になります。
妹を背負って、夜中に家を出て、死のうと思ったこともあったそうです。
「この子がいなかったら、、、」
母もそう思っていたに違いありません。
その上、自分がこの子をおかしくさせてしまったと、、そう思っていたら、、
死んでも死に切れない思いが残るでしょう。
母がガンで入院中のこと、「妹にあいたかったら連れて来るよ」、、そう母に聞いた時、
「もういいよ、会うと辛いし、純子とのことは施設が世話してくれるから、心配していないから、、」
そう言っていた母でした。
本当は心配で仕方なく、自分を責めて責めて、誰にも胸のうちを開かせず、、
心にフタをしたまま亡くなったんですね。
いま、その思いをとても強く感じます。
辛かったね、苦しかったね、、、、会いたかったね。
しかし、、フタをしたまま残された祖先の思いは子孫に受け継がれてしまいます。
今日は、しっかりとそのふたを開け、母の思いも昇華しました。
もういいんだよ、おかあさん。