「……まずはあの子にするか…」
「よし…ターゲットは補足したところで――なんて言うか……」
一松
「(『メス奴隷になれ』……いや、『俺のメス奴隷に』……図々しすぎるか…そもそもエロゲーでは定番のセリフだが、曖昧過ぎる気がする…――『おっぱいを見せてくれ』……これは卑下しすぎるか…)」
一松
「(『乳を見せろ』?いやそれなら『服を脱げ』…『全裸になれ』……いやそれでは結局俺は“童帝”のままだ!)」
白雪
「…?」
一松
「もうストレートに『させろ』か?『俺とセッ」
白雪
「あのー…」
「あの、どうされたんですか? 先程からブツブツと…」
一松
「――え…と…あ…あああ…」
白雪
「?」
一松
「ま……まつ……まつの…」
白雪
「はい? 待つ――誰かと待ち合わせですか?」
一松
「まちゅの――いち…まつにおいて――…………………………………………………………………………………………………………」
一松
「(これは『逃げ』ではない――『戦略的撤退』だ!)」