春野運動公園球技場 14:00KO
高知工業 31-17 高知中央(前半14-12)
第一回目の観戦記は、出先の高知で観た高校ラグビーの予選。
一回戦とありますが、高知の参加校は三校で、勝てば次が決勝戦。
数年前に校長の肝入れで、神戸製鋼OBの大八木氏がGMとして力を貸してラグビー部が立ち上がった高知中央高校。
高知の高校ラグビー界の勢力図を一時期塗り替えては居たものの、大八木氏がGM職を辞した後は、土佐塾の巻き返しもあり準優勝が続いていた、が。
個々の、特にバックスの能力に分があった高知中央に対し、高知工はしつこく密集近場を攻め立て抜け出す、の繰り返し。
高知工のハンドリングミス等を起点にトライを返してた高知中央だが、近場のディフェンスの修正が効かず、また後半早々の失点で気持ちが切れたのか足も止まり、前に出れずに高知工のHBに仕掛けられまくる、個人で持ち込むも奪われる等、リズムが悪いまま高知工にトライを重ねられ、万事休す。
残念だったのは、高知中央の選手が
レフリーに不満を漏らしたり、落ちた自分のヘッドキャップを蹴り飛ばしてふてくされたり、きちんと整列・対戦相手と握手をせずに帰りかけたり、
「ラグビー以前の問題」
とスタンドから野次が飛ぶ等、後味が少し悪い物となった事。
高知中央は高知工に過去何度も勝ってたのでショックだったのかも知れないが、これにめげずに、再スタートを切って欲しいと思う。
高知工は既に三年生が引退して、一・二年生主体で今大会に挑んでいると聞いた。
決勝の土佐塾戦も含め、来年以降も楽しみである。