日本の土壌の2〜3割を占めるという黒ボク土と呼ばれる黒い土。
(甲子園球場に使われている黒い土はこれ!)
この土の成り立ちは火山灰だと言われてきました。
でも、縄文時代の野焼きのあとだという説が有力なようです!
(高校野球で球児たちが持ち帰るのは、縄文人の野焼きの痕跡!!!わお〜〜〜)
(1時間18分過ぎあたりから)
「日本列島を覆う表土の約2割を占める真っ黒な土、クロボク土。火山灰土と考えられてきたこの土は、縄文人が1万年をかけて作り出した文化遺産だった。」
(「日本の土」(山野井徹著)より)
狩猟採集生活だったにも関わらず、定住していた縄文人。
上記の本に書いてあるとおり、彼らは海や山からの恵みだけでなく、毎年定期的に野焼きをすることによって維持される、草原からの恵みも得ていたのでしょう。
そんな多様な食料を身近に得ることができるようになって、縄文人たちは定住生活を始めたに違いありません。
その野焼きの跡が、『黒ボク土』!
歴史の中に遠く埋もれてしまっていた縄文人たちの生活が目の前に現れてくるようで、ワクワク、ロマンを感じるのは私だけでしょうか?笑笑
今、この場所、目の前を縄文人たちが駆け抜けていたかもしれません!
黒ボク土を通して私たちは縄文人と繋がっているのです。
黒ボク土で作られた野菜を食べることによって、私たちは縄文人と繋がっているのです!!
縄文人たちが自分たちの生活のために行った野焼き。。。
でもそれが今の私たちにも豊かさをもたらしています。
そして、もし私たちが私たちのために行うことが未来の環境づくりにも役立つのだとしたら、本当にワクワクしてきます。
そして、動画中で高田さんがおっしゃっている通り、そういことをしていかなければならないのだと痛感しています。
私たちはどのような大地を未来に遺していけるのでしょうか?
人は自然を改変しながら生きてきました。
それは遠く縄文時代からそうだったのです。
しかし今は、自然改変に留まらず、自然破壊へと突き進んでいないでしょうか?
ソーラー発電しかり、風力発電しかりです。
自然エネルギーではなく、それらも自然破壊エネルギーとしか思えないのです。
こんなに大々的な自然改変を行える、それが人の人たる所以であるのなら、自分の行いの影響を考えること、それができるのも人の人たる所以であると思っています。
こんなことを別のブログに書きました。
黒ボク土を見かける度に、縄文人たちの生活、そして、縄文人たちが後世に遺したものはなんだったのかと考えてしまいそうです笑。
そして、私たちが今、未来へ遺そうとしているものはなんなのかも・・・。
街を離れ、一歩森へ踏み入れるだけで心地よさを感じます。
こんな世界が続きますようにと願っています。
※縄文人に関してはいろんな話を聞きます。
とても平和的な人たちで、戦う武器や、戦いによって死んだ人の遺骨が出土しないとか。
自然のことも熟知し、平和的に共存していたに違いありません。