私は、政治に関心が無かったので、政治家についても殆ど何も知らない。

だから、特に支持政党も持たず、選挙には行くけれど、

とりあえず批判票を投じる、というぐらいの無関心層でしかなかった。

でも、この数年間で、少し政治に関心を持たざるを得なくなっている。

今は、無党派層であるけれど、無関心層ではなくなった ということ。

 

ここで、久しぶりにどうでも良い夫婦間の愚痴話を1つする。

コロナワクチンとか、マスク問題とか、政治の話とか、世界情勢の話とか、夫は私が話を向けても、

全然耳を傾けてくれない。 若しくは、すぐに口論になるので、私は敢えて、振らない。

それが、円満な夫婦である秘訣なのが、ちょっともの悲しい。(笑)

 

でも、かつての夫は、会社生活の中で社会の仕組みの矛盾を感じては、色んな愚痴などを私に

話してストレス解消していた。政治に対してもあれこれと『こうしたら良いのに』と言っていた。

なるほど・・・良い方法だ と思うけど、どうしようもない。

当時の私は、一応、妻の役目として愚痴を聞いていたけど、会社の仕組みも解らない。

何度も同じ問題、解決できない問題を聞かされる事に、そのうち飽きちゃって、面倒くさくなって

『私にぐちぐち言うより、解決に向けてちゃんと動けば良いじゃないか?』

『私なら、こうする』とか、かなりの無茶ぶりな意見を言うぐらいの対応しか、私には能がなく、

最後の方には冷たい態度や言葉で応じてしまっていたら、ある時から黙り始めた。

聞いたら、「言ってみても仕方ない と気づいたよ。 ごめんね」 だって。 

今は、それのお返しなのかもしれないね♪(笑)

 

ただ、どういう訳か、夫は頭が硬くて、

私が調べるネット情報を『すべてがウソ』と決めつける。 

『書籍』に書いてある事も信用しないんだって♪ 

じゃあ、一体、何を信じるのか? と聞けば、『知見』だって♪

 

そして、私が熱心にネット情報を見たり、溢れるほどの書籍の数々をみて

「そんなものを見ちゃって・・・」と言った事もある。 

今は言わないけど、内心は、相当に嫌なんだろうと思うけど、私は止められない。

私の好奇心は、私にさえ止められない。

 

また、夫は、私が誤情報と思う方を、なぜか取り入れて、なかなか変えようとしなかった。

マスク情報とアルコール消毒にハマって、なかなか抜け出せなかった。

世の中では皆が止めた頃(1年半後)にも、まだシュッシュ シュッシュとやっていて、

「それって、却って健康被害になるから、止めてよ」と、強く抗議するまで止めなかった。

肺に悪影響なんだけど、何かに拘ると、そういう事には気づかないようだった。

 

それでも、偶に夫と話してみる事はある。

すると、あれあれっ? 

意外にも国際情勢に関しては解っているんだね♪ と思う事もあってビックリ。 

(もしかしたら、コッソリ、ネット情報を検索して読んでいるのかな???)

ただし、往々にして固定観念が強すぎる。 だから、なかなかそれ以上に話は発展しない。 

でも、実は本質的な部分で、夫と私の気質は変わらない。 

正義感が強い方だし、正直者だし、気持ち良いくらいにお金にも汚くない。  

心根は、むしろ私なんかよりも、優しい部分がすごくある。 隣近所の人にも私より親切だ。

だから、あとはちょっとだけ頭を柔らかくしてほしい。 と心の隅で願う私。

私は情報更新する度に、自説の軌道修正する事を厭わない。 但し、方向性は変わらない。

 

 

 

話を、戻すと、

少し関心を持つようになって分かってきた事がある。

与党も野党も立場こそ違うだけで、拝金主義の政治家が多いよね?!

岸田政権は、アメリカに牛耳られ、首根っこを掴まれているよね?!

そんな印象だけが、強くなっている。

 

 

数日前に初めて知った事だけど、(そんな事も知らない 無知な私♪)

『保守』と『右翼』は、まったく別モノ ということで、目から鱗だった。

同じだと思っていたから、ブログ記事には無意識のまま、書いていたと思う。

 

『保守』は、今在るものは残して、少しずつ軌道修正して行く考え方。

・『右翼』は、現状をぶっ壊して、理想の昔に戻ろう と考える。

・『左翼』は、現状をぶっ壊して、新しい理想社会を作ろうする、つまり、

  右翼も左翼も、現状をぶっ壊すという点で、まったく同じ

   そう言えば、昔はよく見かけた『右翼の街宣カー』には、嫌なイメージしか残っていない。

   言葉は悪くなるけど、大音量で走りゆく黒い車は、ならず者っぽく見えていて、近寄りがたかった。

 

 

 

さて、日本の政治さえ知らない私が、世界情勢が気になるのは、

日本が、アメリカや西欧諸国など、今では少数派となった西側に属するからだ。

西側諸国は互いに連動していて、似た様な点があることが、やはり見逃せない。

 

似た様な点とは、主に2つある。

西側諸国の国々では、与野党関係なく、左傾化していること

 それは、良い意味のリベラルではなく、国を壊し、全体主義化させている

 

メディアが左傾化する政権擁護するような報道をすること

 意図的にウソを混ぜ、国民を左傾化する政治に疑問を抱かせない空気を作っている。

 何しろ、気付かせたくない内容の情報は流さない。 徹底的に無視をする。

 このメディアの態度は酷くて、原口議員は『言論を奪う=自由を奪う』と称している。

 

上記の2つは、ものすごく怖い事 と私には思えているんだけれど、

殆どの国民が、怖い方向に向かっている事に気づいていない事も 怖い

 

しかし、こうして世論が知らないままに誘導されてしまったことを、

例えばコロナワクチン報道の欺瞞にやっと人々が気づき始めた今だからこそ、

その先にある、『もっと大きな危険性』にも気づいて欲しい と私は願う。

コロナワクチン薬害を切欠に、皆に色々と気づいて欲しい と願っている。

 

西欧諸国も、徐々に保守政党の力が強まりつつある。

揺り戻しは、必要だ。

日本も、保守的な考えの政治家が、奮闘され始めている と私は感じる。

どの国も政党の違いでは語れず、『保守』 VS 『過激な左翼』 だ。

 

別の言葉で言うならば、『ナショナリズム』VS『グローバリズム』かな?

グローバリズム推奨者は、世界統一政府を作り、全体主義化の下で人々を操りたい

また、極少数の支配者達は好き放題に暮らせるが、大多数の市民の自由は許さない。

我儘なジャイアンのような政策を、彼らは長年かけて本気で準備して来ている。

グローバリズムを提唱する者達は、自国の長い歴史を持たない、気の毒な人達だ

つまり、自国への愛着心を持たない人達が、往々にしてグローバリズムを掲げてる。

 

 

 

優しい日本人が気づかない残酷な世界の本音(共著)川口マーン恵美 V.S 福井義高

福井義高・・・青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授

川口マーン恵美・・・ドイツ在住歴40年以上。

 

今回の読書本を選んだ理由は、姪一家がドイツに住んでいるからだ。

夫と歳が離れた姉に子どもが産まれてから、子ども好きな夫はよく子守をした。

その関係で、特に、この姪には懐かれている。

その姪は、ドイツ人と結婚し、今では大学生となった子どももいる。

過去には、日本に帰ると何度も我が家に泊まりに来たし(ドイツ人夫も泊った)

故郷に帰省した時期が合えば、姪家族とは何度も飲みに出かけていたし、

何よりもマメな姪は、年に1度、

写真付きの家族レポートを纏めてメールに添付して送って来るから、

やっぱり私が気になるのは、今のドイツの状況 となってしまう。

心配してもどうしようもない と分かっていても、気になる。

 

 

共著の川口さんを知ったのは、ネット上で公開されていた記事が切っ掛けだ。

日本人でドイツの問題に詳しい人を私は他には知らないので、読書記録を書く前に、

3月8日のネット上の記事を、かいつまんで記録しておこうと思う。

この最新版も、少しすると会員限定記事になる仕組みかも? と邪推したからだ。

メディアは往々にして、広めたくない情報は、直ぐに限定版にして拡散させない。

 

 

前回のコラムで、ドイツに最近、新党が2つもできた話を書いた。 

1月にできた左派のBSW(サラ・ヴァーゲンクネヒト同盟)、2月にできた右派のヴェアテウニオンだ。

現在の社民党政権(社民党・緑の党・自民党の連立)に対する不満ではち切れそうになりながら、代わりの

政党がない事に絶望する多くの国民に、2つの党の出現は大いなる希望を持って受け入れられていた。

ところが、右派の「ヴェアテウニオン」が、結党後わずか数日で自滅しそうになっている

あまりに唐突で、しかも、その原因がよく見えない。

 

今時、左派、右派の分け方が妥当かは分らないが、BSWは東独の独裁党の流れをひく左派党の分派で、

ヴェアテウニオンは保守党CDU/CSU(キリスト教民主/社会同盟)の分派なので、そういう色分けにする。

 

特にCDUキリスト教民主同盟は、メルケル首相時代に完全に左傾化、不満を持った党員が、2017年

自党をもう一度保守に戻そうとして出来たのがヴェアテウニオンCDU/CSUという保守の党派の中の

1派閥のような存在だった。因みにヴェアテは価値、ウニオンはユニオン、つまり「価値連合」である。

CDU/CSUの名のある政治家の中にも、この保守回帰運動に賛同する人達がかなり居たが当然ながら、

メルケル氏を核としたCDUの主流派が嫌い、完全に無視。また、政府には常に忠実な主要メディア

ヴェアテウニオン」を存在しないかの如く振る舞い続けた。

今思えば、メルケル政権によるメディアの掌握は、まさに完璧だった

 

ヴェアテウニオン」の党首ハンス=ゲオルク・マーセン氏(61歳)は、 生粋の保守思想の持ち主だ。

専門は法律で、1991年より内務省勤務し、以後高級官僚として内務省畑を歩いたが、急速に左傾する

メルケル政治の中で、マーセン氏は次第に居場所を失う。

15年9月、メルケル首相が国境を開き、中東難民を無制限に受け入れ始め、マーセン氏がそれを非難。

治安の乱れや安全保障上の問題を警告した事で、メルケル首相とマーセン氏の不仲は決定的となった。

 

その後のEUでは、マーセン氏の懸念通り、難民によるテロ事件が次々に起こった。

 

2018年8月、旧東独ザクセン州の町で起きた二人の難民による殺人事件の容疑者は二人とも中東出身

だったが、警察は最初、国籍を公表せず、メディアも詳しい報道を避けた。難民の犯罪はメルケル首相

難民政策に批判的なAfDドイツのための選択肢)などを勢い付けるから、極力控えられたのだ

AfDは13年にできた保守新党だが、全ての政党、全てのメディアがAfDに極右の濡れ衣を着せて潰そう

と必死だ。 ただし、国民の間では、AfD支持は順調に伸びている。

実際は、極右などの過激な類ではない。本当に過激だったら、国民の支持が伸びる筈がない。(私見)

 

さて、この事件のあった日の昼間、AfDはケムニッツで急遽、規則通りの手続きで追悼集会を開き

1時間後に解散した。 それについては、警察がツイートで報告している

 

その後、極左活動家を含む約800人が無許可でデモ行進を始め、警察と小競り合いになり、そこに50人

ほどの暴徒が含まれていて小競り合いは衝突に発展、市の中心で火の手が上がり、器物が破壊された。

ただ、付け加えるなら、このような暴動まがいのデモは、ドイツではそれほど珍しくはない。

 

ところが不思議な事に、この時に限って何故か稲妻のように、「ケムニッツで移民狩りが行われた

との情報が広まり、SNSにその証拠とされた不完全なビデオがアップされた途端、それを公共テレビが

ニュースで繰り返し流した。 メルケル首相が「ケムニッツで起こった外国人に対する攻撃と扇動」を

公式に非難し、その移民狩りの罪AfDになすりつけられるまでに、時間はかからなかった

なお、不思議な事に、殺されたドイツ人と二人の犯人には、誰も言及しなかった。

 

これには続きがある。当時、ザクセンの州警は「私達の全ての情報では、ケムニッツで外国人狩りなど

なかった」と発表し、州首相も、メディアの報道全否定した。

そんな中、マーセン氏は9月7日付の『ビルト』紙のインタビュー中で「移民狩り」の証拠で流された

ビデオの信憑性に疑問を呈した途端にマーセン氏は、社民党、自民党、緑の党、左派党から糾弾され、

辞任を要求された。結局、社民党の党首がメルケル首相にマーセン氏の解任を要求し、退職となった。

 

CDUの党首でありながら社会主義的な施政に熱心だったメルケル首相にとって、マーセン氏という有能

な保守の政治家は目の上のタンコブだったのか。もしそうなら、彼を駆逐する為に、ケムニッツ騒動は

良い切欠だったに違いない。

蛇足ながら、メルケル氏にさりげなく撃墜された「邪魔者」は、片手では数えきれないほどいる。

 

その後のマーセン氏は、昨年1月にはヴェアテウニオン・クラブの代表に就任。かつての同クラブの目的

は、CDUに留まり、左傾化した党を元の路線に回帰させる事だったが、CDUは、前にもましてドイツの

伝統や文化を蔑ろにし、間違った移民政策間違ったエネルギー政策推進。そしてヴェアテウニオン

の排除に躍起になっていた。そこで、CDUを修復不能と見たマーセン氏は、ヴェアテウニオンを正式に

政党にしようとして今年の1月、ようやくCDUを離党し、結党の準備に集中していた。

 

その直後、奇妙な事が起こった。1月31日、憲法擁護庁が、かつて同庁の長官だったマーセン氏を極右

の嫌疑で監視対象にした。(この件はマーセン氏により法廷に持ち込まれる予定

そして、2月17日、ヴェアテウニオンの結党集会が行われた。

マーセン氏は以前より「ヴェアテウニオン防火壁を設けない」と言った理由は、CDUAfDを排除す

る為に「防火壁」という言葉を使った事への皮肉である。

マーセン氏は「必要とあらばAfDとも連立する」と表明した。 

 

この言葉に ヴェアテウニオンAfD両方の支持者が大いに沸いた

というのも、これまでは全ての党がAfDとの連立を拒絶していた為、

真の保守政権擁立の可能性は、連邦でも州でも閉ざされていたからだが、

今後、ヴェアテウニオンAfDと連立すれば、9月にある3つの州議会選挙で、彼らが与党となる可能性

が、一気に現実味を帯びてきた。 ところが、である!

 

 結党後初の記者会見で、マーセン氏は突然

 連立の第一希望は、CDU と言い、しかもAfD過激 と称したのだ。

 

私でさえ自分の耳を疑ったぐらいだから、

ヴェアテウニオンAfDの支持者は、天地がひっくり返るほど驚いたと思う。

聞き間違えでなかった証拠に、その後、ヴェアテウニオンの大物中心人物、マックス・オッテ氏マル

クス・クラル氏が離党を表明。 ヴェアテウニオンは、これ以上の混乱は想像できない状況となった。

 

私は今も何が起こったのか解らないでいる。その後のマーセン氏の釈明を聞いても解らない

難産の末、生まれたと思ったヴェアテウニオンだったが、果たして死産だったのか

 

今後、ヴェアテウニオンの支持者一気にAfDに流れるだろうと私は推測している。

 

(抜粋引用 終わり)