この動画(前編 後編)の内容は、とても大事なものだ。

私は、『国民の税金により、日本の予算が決まる』と、大きく誤解をしていた。

税とは? 税の役割とは? 

目からウロコの話ばかりだった。

皆さまも、宜しければ、試しに読んで頂きたい。

 

とにかく私は、政策コンサルタントの室伏さんと神谷さんのこの対談を聞いて、
閉塞感で息が詰まりそうな日々だったのが、久々に明るい気持ちになっている♪
まず、①では、前編と後編の初め部分までを書き留めた♪
 
 
   誤解される税金と財源の話   前編                  

 

   誤解される税金と財源の話   後編                   

 

【室伏謙一氏の経歴】

・1998年  当時の総務庁(現総務省)に入庁 。

 その頃は 『中央省庁等改革』と『地方分権推進』という日本国の在り方

 を変える二つの大きな動き の真っただ中だった。

・その後は、半分商社マン、半分シンクタンク研究員などを経て、

・現在は、政策コンサルタント。 

 

  詳しい話は、コチラのリンク先で どうぞ♪   ↓↓           

 

 

神谷:『税が財源になっているわけじゃない!』街頭演説

  等で言っても、みなさん意味が判らないみたいなので、

  そう言ったことを教えて下さい。

 

室伏:

何十年も皆さんから頂いた税金で橋を造っていますという嘘ばなし私たちは、

生まれた時からず~っと刷り込まれて来たんですがこの洗脳

簡単に解くのは中々難しくて、時間がかかるんです。

繰り返して『その事実』を言っていくしかない ということです。

 

は、社会に参加するための会費のようなものです』とか、言われたりしますが、

じゃあ、何故、その会費が、1人1人違うんだよ???」となるじゃないですか。

会費は基本的には同じ っていうか、それにより特典が違うと言うのは有りますが、

その特典なんか、国民の場合は、基本的に全然違わない わけです。 

ですから、そもそも会費という話は、可笑しい ということです。

 

でも、『そう言う風に言われちゃう』と

「確かに、僕たちも国にこうして参加しているんだから、お金を払わなきゃなあ」

とか、思っちゃうわけなんですよね。 

 

それをひっくり返すには、ハッキリ言うととにかく

『税は財源じゃない』『税は財源じゃない』『税は財源じゃない』

と、ちょっとカルト教団の洗脳みたいなんですけど(笑)、

まず、それを言って

頭の中に『そのイメージ』というか、

やっぱり税は財源じゃないんだなあ と何となく作って貰うというか、

頭の片隅にでも置いて貰う事が、まず出発点 だと思います。

 

 

税は財源じゃない となると、

財源は何なんだ?と聞かれたら、どう答えたら良いですか?

 

 

財源は、国による通貨発行の国債 ですよ。

という事は、あれっ?国債って借金じゃないの?となるんですが、

借金じゃないんですよ と。

えっ? そもそも 誰から誰に対する借金なんですか?

 

よく某経済新聞に、国民一人当たりのどれくらいの借金です とか書かれても

「僕たち、借金した覚えが無いけどなぁ…」

「住宅ローンや車のローンはあるけど、それ以外の借金って有ったっけ?」となり、

誰から誰への借金なのか、説明できないですよね♪

 

だから、おそらく国会の質疑なんかでも、そう言った瞬間に

財務省の人間って「もうもうもう」となっちゃう わけじゃないですか。(笑)

そこで、まず、あれっ? 可笑しいよね という事を気付いて貰う

 

 

神谷: この間、岸田総理も私の目の前で仰ってました。

   「 国債は、借金ではない と。

 

室伏:

国債は国の借金で有って、国民の借金では有りません

にもかかわらず、

なぜか、財務省がそういう風な方に仕向けて、

某経済新聞や、そういう新聞は、国民一人当たり いくらの借金 とか、

未だに言い続けているんですね。 

それから意外と、財務省って、『国会での答弁』と

国民向けのプロパガンダ』の二枚舌を使うんです。

 

 

海外向けに発信する時国民の時違ってたりしますしね

それに、日本は、世界一の純資産国 ですからね。 (*^-^*)

 

 

室伏: そうなんですよね。ただ資産の話も有るんですけど、

日本は自分の国の通貨である自分の国で発行出来る

だから、発行できるという点だけを取ると、円というのは無制限に発行できる

実は、そういうものなんです

 

でも、発行するだけじゃなく、ちゃんと橋や道路を造ったり、国土強靭化の為に

色々な使い道は有りますが、使って『国民の資産にしなきゃいけない』んですが、

国民の資産が増えまくる』と、今度は、供給能力が追い付かなくなる

 

今ですと、残念ながら、大陸の赤いハートの国からやって来る人たちが、

『日本の良いウイスキー』なんかを、バーッと買ってっちゃって、

供給能力が追い付かないので、生産停止に、なっています。

 

解りやすく言えば、そういう状態になるんですが、

それをさせない為には、どうするか? というと、

あまりにも増やし過ぎない 

増やし過ぎたらそれを上手に回収させる 

という風なサイクルを、上手く回して行く事になる。

本来、国の役割というのは、そこなんです。

 

別の言い方をすれば、

民間が、自分たちがお金を使って、上手くその中でやって行けるのであれば、

国は、出すお金を減らして行けばよい ということです。

 

だから、これは、その時の状況によって、出したり引いたりする

これが、当たり前の話なんですが、

なぜか、日本の財務省と言う役所は、

ずーっと引かなきゃいけない と思ってしまっている

と、そういう状況なんです。

 

神谷:どんどん、市場からお金が無くなっちゃうだけですよね

 

室伏: はい。ですから、

増税をする国民経済からお金を無くす ということなんです。

無くす必要が有れば良いですが、

無くす必要がない時にやっちゃうと、

国民経済って、どんどん小さくなっちゃうんです

 

 

神谷: お金が溢れている時だったら、増税すれば良いけれど、

今は明らかに、日本人の国民は、お金が足りない状況です。

 

室伏: そもそもコストプッシュインフレ(原材料費などの上昇が原因で発生する物価上昇)

で、家計調査でも、この数ヶ月連続で、消費支出が減っているわけなんです。

しかも、対前年同月比ですから、

前年同月は、まだコロナでみんなビビッてお金を使わず飲み食いに行かない時)

それよりも減っているって、凄い大変なことなんです

 

 

その辺の所を、こんなの逆に、皆さん分かる人は分かっている話じゃないですか。

メディアが、ちゃんと言わなかったにしても

なぜ政府は、それをやらないのか?やれないのか?

それはもう、不思議でしょうがないんですけど… その辺はどうですか?

 

 

これはホント情けない話なんですけど、

結局、財務省にしろ、何にしろ、

間違った政策を何十年もずっとやって来た わけなんですよ。

今さら「済みません、間違っていました

消費税の増税は、間違っていました」という事を、認められないんですよね。

 

ただ、財務省は認めなくても良くて、もう頭の悪い人たちはどうでも良いですから、

政治家が、間違っていたから、改めろ と。

まさに田中角栄大蔵大臣じゃないですが、責任は私が取る。以上」と言って、

やる事はできる筈なんです

 

かつて、橋本龍太郎総理がいらっしゃいましたが、

『財政構造改革』でど緊縮を進め始め、消費税を3%から5%に上げて、

翌年にガタンと景気が落ちちゃったんですよ。

それで、橋本総理は、『これは修正しなきゃいけない』と思って、

『財政構造改革法を、ちょっと柔軟に運営しよう』 とした。

要は、いきなり「やっぱり止めた!」ではなくて、徐々に修正を始めたら、

参院選で負けちゃったので、そのバトンを引き継いだのが小渕さんです。

この人が、これまた、ちゃんと政治家としての責任を自覚している総理で、

『財政構造改革法』を凍結する ことをやったんです。

 

だから、政治家が決断すれば、出来る筈 なんです。

『消費税の減税』 にしても、

『インボイスの延期or凍結』 にしても、あとは

『トリガー条項の凍結解除』 にしても、

政治家が決断すれば、幾らでも出来るんです。

それを、なぜか、一切やらなくなってしまっている。

 

そうですよね。 僕も結論は同じで、政治家が偉くなっている。

なんか、外国にでも買収されているのかな? と思うくらいに、

なぜなら、今、日本人は、

どんどん貧しくなっているわけじゃないですか。  お金が使えない。 

 

そこに『インバウンド』と言って、外国人を呼んで、

まあ、お土産買う とか、ドラッグストアに行くぐらいなら良いのですが、

土地とかまで、買っちゃうわけですよ。

会社も買っちゃうわけですよ。 これって、

日本人を貧しくして、身売りさせていないか? と。

そしたら、結局、彼らは投資先になるわけですから。

投資して、日本人が働いた労働力とか利益が投資家に行くわけですから。

そしたら、経済植民地になっちゃうわけですよ。

それを、呼び込んではいないか? というような、

ちょっと穿った見方もしているんですけど、そういう見方になるくらいに、

政府が、今の自公政権がやっている事が、可笑しい 

と思うんです。

 

 

まさに、そうですね。

少なくとも、結果的にもう、そうなっちゃっていますから。

色んな所で、土地や不動産建物が買われているだけじゃなく、

例えば、コロナ中に政府がちゃんと支援しなかったので

いろんな旅館・ホテル が買われましたよ

良い施設から、どんどん買収していきました。

 

結局、国民がミクロの面で見ると、自分が色々不動産を持っていた所に、

ちょっと売れなくてどうしようか? となった時に、

日本人は買わないし…と思った時に、

中国からやって来て「俺は、2倍3倍出すから」と言われたら、売っちゃう

この事を、批判する人はいるんですが、ただ、ミクロで考えたら仕方ないんです

その人だって、事業で困っていて、買っている人が居れば売らざるを得ない

 

要は、その人が売らなくても良い状態日本人が買ってくれるから売れば良い状態

というのを、作らなきゃいけないんですね。

今、それをやらなければいけない時にも、

どんどん中国人に買って下さいという状況 に結果的に持って行ってしまっている

しかも、その状況が解っている筈なのに、止めない

 

 

れは、本当に、国民が早く怒って、

そういう経済政策で正しい事を言う人たちに、政権を早く渡して

直ぐにでもやらなければ 国民は本当にジリ貧になりますよ。

 

室伏: 本当に国民は、自分で自分の首を絞めるような事を、

  投票行動や選挙に行かないことによって、やっていますからね

 

神谷: でも、テレビや新聞を見て見ると

「仕方がない」と言う風に、みんな思っていて

少子化だから仕方がないコロナだから仕方がない、と、言われたまま払っちゃう。

この悪循環を、何とか止めたいんですけど…。

 

 

その為には、冒頭に戻りますけど、

税は財源じゃない

少なくとも、税収を前提に、歳出している訳じゃないんです

ということを、僕は何回も何回も言っていますけど、それを

よく深く理解して頂いて周りにも広めることですよね。

 

すごく重要な事は

伝えた時に「何をバカな事を言ってんだ」と言われるかもしれないけど、

その人の頭の中には『何かあいつ、税は財源じゃない とか変な事言ってたな』

と言う風なことを覚えて貰うこと。

記憶して貰う事が、重要なんです

『気づきの切欠を作る』という意味でも、そして、反論されても良いので、

 とにかく、記憶の片隅に残していくこと・・・これが物凄い重要だと思います。

 

 

私も、ずっと街頭演説で言っていたのは、

外国人投資家に投資をして貰う会社が良い会社だ みたいに、

中小企業や上場を目指す社長さんたちが、思い込まされていたんですよ

それは可笑しいですよ、完全な擦り込みじゃないですか 

だって、本来は日本人に投資して貰った方が、その配当は日本人に行くんだから、

絶対に良い筈で・・・・・という事をずっと言っていたんです。

そしたら、ある経営者の方々の会食に行った時、

「神谷さんの演説を聞いて、あれで気付いたんだ」と。

だから、そういう、気づきの切欠になる事を言うことは、とても大事ですね。

 

 

だから、神谷さんがやっていらっしゃる、街頭演説って、もの凄い大事です

たまたま通りかかって聞いて、「何か言っているな」ぐらいだったとしても、

ちょっと頭の片隅には残るじゃないですか。

その後、偶々YouTubeを見た時に、『この前にいた あの人だ!』となり、

その後、電車の中で時間がある時に、

『そうだ! あのYouTubeを聞いてみよう』となって、

(内容を聞いて)ああ、そう言う事なのか! と理解して貰える。

 

 

僕も、元々は役人をやっていて、新自由主義側の立場だったので、

消費税 増税 やむなし とか、そういう馬鹿な事を昔は言っていたんです。

国の債務はどうしなきゃいけないか とか、財政赤字が とか、言ってたんです。

 

それが、たまたま聞いた西部邁ゼミナール』を聞いているうちに、

ああ、なるほどな と思って、表現者執筆陣 の本を買って

どんどん、そっちに引き摺り込まれた というか、入って行ったわけです。

だから、切欠は大事です

 

 

あと、もう一点、国債を積んで行くと、外国から
「日本は国債を積み過ぎている」「だからもう、日本円は信用できないんだ」
みたいな形で、レッテル貼りがされてしまって、円の信用が落ちる と、
言っている人がいるんですが、本当にそうなのでしょうか?
この点について、最後にお聞かせください。
 
それはもう、嘘ですね。 何の関係も無いんです。
国債の発行残高がずっと積みあがって行くのは当たり前で、他国も全部そうです。 
アメリカの債務上限、あの一点だけを言って
皆さん、デフォルトになってどうのこうの言うんですけど、あれは完全に
共和党と民主党の政治的駆け引きで、或る意味 プロレスなんです
プロレスの場なんで、スティグリッド教授がこの前に来日された時にも、
ニヤニヤしながら、ハッキリとそう仰っていました。
アメリカの国債発行残高ってどうか? と言うと、
もの凄い勢いで積み上がってますが、これって、通貨発行の記録 なんです。
あくまでも国債の発行という風に、「今回は国債を何兆円発行します」と言ったら、
その額面の範囲内で、通貨を発行する仕組み に過ぎないんです。
それをやって行かないと、
のべつ幕なしに通貨を発行してしまうと、経済が正に可笑しくなる。 
というか、過熱してしまう可能性があるから、
まさに、その政府の機能として、上手く通貨を発行する。 
 
しかも、自分でやるんじゃなくて、
中央銀行を噛ませることで、自分専用の銀行を噛ませる事でそれをやる、
という、単純にその仕組みに過ぎないんですよ。
だから、一応 負債の形を取っているけれど、借金ではないんです
 
厳密に言うと、財政法4条にどう書いてあるか というと、
公債と共に、借入金は、別に有るんです。

借金って、借入金でしょ?  これは、分けられているんです。 

しかも この借入金は、銀行から借りて来るとか、サラ金で借りて来る、 

じゃなくて、これも、日銀の借入金 なんです。

要は、国債を発行したんだけど、刷るのは間に合わないから、

短期的にお金を日銀から借りて来ましょう!と言うのは、日銀の借入金であって、

総てやるのは、日銀なんです。  だから、これ、借金でも何でもないし。

 

じゃあ、日銀だから、償還期限が来たらどうしますか? と言ったら、

『借換債』を発行してもう一回 と、延々とやって行くんです

何故かというと、国って、潰れないものでしょ?

日本の貧国弱兵化を進めて、中国に乗っ取られたら、それは知りませんよ

でも、そうならない限り、国って、永遠に続きますから

別に、ずーと借り換えでやっていけば良いんです

 

まあ、永久国債みたいな形にする方法も有りますし、ね。

国がしっかりとしている以上は人間とは違って、国は死にませんからね

そう言う事を、みなさんに 知って頂きたいな と思いました

 

 

これは、国と民間企業 というのは違うんですが、

解りやすい例として、民間企業を例えで出します。

 

民間企業は、何かで事業を拡大します。 

需要が増えて、自社製品が売れまくっている時には、新しく投資をします。

その投資の原資銀行からの借り入れ ですね。

銀行から借り入れて投資をして、それでまた売れるから、更に拡大しようとして

店舗を出しましょう とか、 新しい人を雇いましょう とか、成った時に、

その原資も、借入金ですよね。

 

要するに、国債の発行はまかりならん から、

税収だけでやりましょう という話は、

一切の投資をせずに今の規模のまま無借金でやりなさい

と言うのと同じですが、そんな事を考えている民間企業って、有りますか?

そんな民間企業は、ないでしょう?

「売れているのに、うちは借金をしたくないから、一切やりません」と言ったら、

どんどん他の企業が、「じゃあ、うちがやります!」と言って、

「銀行が貸してくれるから!」と言って、どんどん市場が食われていくんです。

そんなことは、しないでしょう? と、いうことなんです。

 

だから、『そもそも、民間企業で言えば』という事をよく仰る方がいますが、

『民間企業で言った』としても、

国債を発行してはまかりならん という話は、おかしな話なんです。

 

 

② に続く。