「4/22、あの冴子先生が帰ってくる!?」・・・という、office2010j(当時フォロワーはまだ2~300名程度でしたでしょうか)からのつぶやきから、ティザーが始まりました。


さぁ,賽は投げられました。エンターキーを押した後は、画面とにらめっこで反響を確かめます。はっきり言って、どの程度の反響があるのか、まったく想像がつきませんでした。まったく反応が無かったらどうしよう・・・と思うと、食事も手につきません。しかし、そのような心配はまったく不要でした。つぶやいた直後から、爆発的にRT(リツイート)が始まり瞬く間にTwitter上でこの情報が伝播されていきました。#saeko2010というハッシュタグでつぶやきを管理していたのですが、TL(タイムライン)が止まらないで流れていくぐらいの勢いです。当時Twitterに詳しくなかったワタクシは、何度も熊村さんの席を訪れて、「ねー、これってすごいんだよね?」・・・と、興奮して繰り返し繰り返し確認したのを思い出します(笑)。


もちろん、ティザーのWebサイトも想像をはるかに超える方々に見ていただきました。誘導はTwitterの一言のつぶやきのみ。広告はおろか、社内のアセットからの誘導もまったくありません。そんな状態にも関わらず、驚くぐらい多くの方に見ていたただくことができたのです。Twitter以外にも社内外から、「あれはいったい何なのですか?」という問い合わせが殺到し、初日は、「大成功!」以外の言葉は見つかりませんでした。初日の感触を見届けた深夜、チームの皆と何度もハイタッチを交わしました。


ティザーはその後、4/22まで続く予定でした。

しかし、思わぬ事態も起こったのです。それはまた次回に。



さぁ,オフライン、オンライン共に着々とプランは進行していったのですが、一つの大きな課題は、このプロジェクトをいかにターゲットユーザーに知っていただくかでした。前回書いたように、広告は一切なしです。(これはStrategyというよりは、単に予算の問題・・・) 


そこで取った手法は2つありまして、ひとつはTwitterを使ったティザーでした。(もう一つはPRですが、これは次回以降に)  当初の提案としては、ちんどん屋的なビデオを撮って世の中の関心を引く・・・みたいなものもあったのですが、それはキッパリと却下しました。とにかくターゲットユーザーにだけ響けばいい。「冴子先生」を知っている人(≒ターゲットユーザー)だけが、「こりゃあ事件だ!」と感じていただき、口コミを広めてもらえばそれでいいと割り切りました。そのような経緯があり、以下のようなシンプルなティザーサイトが完成したのです。ギリギリまで、1つの文言にまで徹底的に拘りぬきました。



徒然マーケティング日記-ティザーサイト

本当は、シルエットと「あの冴子先生が帰ってくる?!」というテキストだけでいいのでは・・・と提案したのですが、そこはさすがに電通レイザーフィッシュ様にいろいろご提案いただき、Tweetしやすいような仕掛けを構築することができました。


そして運命の4月7日。ちょうど昼過ぎでしょうか。「office2010j」という公式アカウントのつぶやきから、すべてが始まったのです。


「4/22、あの冴子先生が帰ってくる!?」


続きはまた・・・


さて、我々がやりたかったことはご理解いただけたかと思います。

問題は、それをどうやって実現するかでした。そこで、弊社のSMMのスペシャリストの熊村剛輔氏と、電通レイザーフィッシュ様にご協力いただき、それこそ毎晩毎晩遅くまで、どう目的を達するのかディスカッションをしたわけです。


結論。オンラインのデザインはこうしようと。以下の3つのMediaを有機的につなげ、ターゲットユーザーの盛上りを醸成するというコミュニケーション設計。


・Owned Media:すべてのコミュニケーション・ハブとなる、Webサイトを構築。ここでは、冴子2010が2010人達成するプロセスを、ブログやビデオを活用して分かりやすくお伝えする。また、Office 2010の価値を伝えるためのコンテンツへのリンクを用意。


・Earned Media:Twitterをコミュニケーションのツールとして活用。冴子2010(saeko2010)、カイル君(kyle_2010)、Office公式アカウント(office2010j)、テクニカルサポート(jpanswers)を密に連携させ、ターゲットユーザーとの活発なコミュニケーションを図る。また、YouTubeも積極的に活用。


・Paid Media:PR戦略に徹する。(広告は一切なし) キー・メディアの方々と密接にコミュニケーションを図り、オンラインでの露出の最大化を。


我々にとってのチャレンジは、「Earned Media」の部分でした。ここは過去にも何回かチャレンジしたものの、失敗を繰り返していたエリアでもあります。なぜ失敗したのかは明確で、「本気でやらなかった」、「継続した投資をしようとしなかった」・・・この2点に尽きると思います。


さて、誰も経験したことのないようなプロモーションが、いよいよ始まろうとしています。

それは、桜が咲き乱れる4月頭のことでした。続きはまた・・・