実はきぃちゃんなんですよ！
「…」
大分前に最初の方を少し観て寝落ちしてから放置してたんですが
やっと観る事が出来ました
ややこしそうだと思ったけれど思いの外分かり易くとても興味深い作品でした
それでいて解釈の幅もありさすがクリストファー・ノーラン監督作だなと
構築した夢を舞台に対象者の潜在意識を操るという発想と
それを映像化するセンスがぶっとんでいますね
夢の情景も不自然な美しさや不安定さがなんとも言えず琴線に触れてきます
夢の中の人物の動きも、正に夢の中のリアルさ
夢で見たものを具現化しようとすると海から引き上げたクラゲのように
曖昧模糊としたものになる、みたいな事をジャン・コクトーが言っていました
（うろ覚え）
別に本作は夢で見た話を構築した訳では無いのでしょうが
夢を映像にするのもまた同じくらい難しいものと思います
それを見事に作り上げた上に全編通して夢の歯痒さも感じさせてくるのが凄い
もっと早くに観ておけば良かった一作です
最後のあのシーンは「もしかしたら…」という余韻に胸がざわつかされました
こういうシンプルな仕掛けもたまりませんね
またこの頃のディカプリオがカッコよくて！
今も魅力的だけれど手放しでカッコいいとは言えなくなったので
渡辺謙の英語は英語音痴な私が聞いても発音がザ日本人だったので
ああーと思いながら観ました
あと彼の老人の特殊メイクがちょっと不自然でした
日本人は老人になってもああいう風には多分ならないし
それに渡辺謙ならもっとイケ爺になるでしょう
ある意味キーパーソンなモルの存在が切ない反面ホラー的でもあり
出てくる度にゾッとさせられました
だけどそのゾッと感がたまらないというか
出演アクターは映画をいろいろ観るようになったのもあり
他作品で見かける方も多いのですが
記憶力が弛んできている所に1日1〜2本観るものだから
「この人はどこで見かけたんだろう？」と思う事多々です
アーサーは恋のからさわぎのキャメロンですね
でもダークナイトライジングのロビンを見た時には全く彼と気付けませんでした
アリアドネとロバートは顔は見た事あるけれど思い出せなくて
調べたらアリアドネはX-MENのキティでロバートはダークナイトのクレインでした
さすがにマイルス教授がダークナイトのアルフレッドなのは分かりました