最近のわたしは、

インプロ(即興劇)のワークショップに行くと、

「感情 VS. ストーリー」

みたいな状況によく陥ります。

 

 

わたしは、

そのキャラクターになりきって、

その場で生まれた感情で

相手と関わるのが好き。

 

 

でも、

相手のプレイヤーが

思考でストーリーを組み立てるタイプだと

なんかうまくかみあわずに

不完全燃焼のまま

シーンが終わってしまうのです。

 

 

もちろん、

わたしも、

シーンを魅力的にしたいという思いは持っています。

 

 

インプロで

感情は表現したいけど、

感情を吐き出したいわけではない。

 

 

なので、最近、

インプロの場において、

「相手が作りたいストーリーに

よりそったほうがいいのか?」

と、悶々としておりました。

 

 

しかし、

ここで、

以前のわたしだったら、

相手のプレイヤーに対して

責めるような気持ちを持ってたと思う。

 

 

でも、

「思考」を学んだおかげで、

「この世界は100%自分が作っている」

という見方ができるようになってきました。

 

 

 

 

 

つまり、

生まれた感情で演技したいのも自分なら、

思考で作ったストーリーを

語る相手も自分。

 

 

きっと今、

わたしの中で

「こうありたい」と「こうあるべき」

がせめぎあってる状態なのでしょう。

 

 

言うなれば左脳と右脳のバトル?

 

 

 

答えを求めて、昨日は

ワタリさんという

インプロの先生の少人数ワークショップに参加しました。

 

 

 

 

 

ワタリさんは、ロクディムという

即興劇の劇団を主宰していて、

インプロ界ではとても有名な方。

 

 

 

↓昨年末、ロクディムの舞台を観に行ったときの記事です

 

 

 

ワタリさんのインプロは、

とても感情豊かで、そして

生まれてくるストーリーも

即興と思えないおもしろさなの☆

 

 

 

わたしも

あんなインプロをしてみたい。

 

 

そのためにも、今のこの

悶々とした状態をなんとか抜けたい!

 

 

 

ワタリさんの超少人数インプロワークショップは

参加者は3名限定。

 

 

今回の参加者は

お互いが初対面のメンバーで、

インプロに対する経歴もさまざま。

 

 

 

3名で交代しながら、

いろんな即興のシーンを

次々に演じていきました。

 

 

 

最初にワタリさんから、

「演じていて、

『いや、これ以上はムリ』

という状態に心がなっちゃったら、

手をパン、とたたいてシーンを終えてね」

と指示されました。

 

 

そして、シーンを終えたあとは

ふりかえりタイム。

 

 

プレイヤー同士、

どんなことを感じていたかをシェアし、

ワタリさんから

シーンに対するフィードバックをもらいます。

 

 

このフィードバックの解像度が

すばらしく高いの!

 

 

 

たとえば、

「なぜあのときそのセリフを言ったの?」

「その言葉を受けて、

〜〜っていう表情をしてたけど、

どう感じてたの?」

と、ひとつひとつていねいに

ふりかえっていきます。

 

 

 

ワタリさんからいただいたアドバイスで

特に「ハッ!」てなったのがこちら。

 

・わたしは、最初から

 何か問題を抱えた状態でシーンを始めがち。

 

・わたしはとても高いエネルギーを持っているのに、

 相手がストーリーを作り始めたとたん、

 「それに合わせないと」

ってなってシュンとなる。

 

・もっとわがままになっていい。

 相手がストーリー作り始めたら、

 「そうじゃないのよ!」

 って感情のエネルギーでとめていい。

 

・感情を出したのなら、

 ひるまず出し切れ!

 相手にエネルギー注ぐくらいのつもりで

 どんどん出していい。

 

 

ひとつひとつのフィードバックを聞きながら、

「わたしの生き方のクセが

見事にインプロにあらわれてるなぁ」

と思いました。

 

 

 

わたしは、これまで、

インプロ以外の場でも

いろんな人に

「あなたはとても高いエネルギーの持ち主だ」

って言われたことがあって、

自分でもそう思います。

 

 

でも、

そういう「熱い」自分を出すと

ちょっと引かれたり、

たしなめられたりして、

「いかんいかん、

ちゃんと周りに合わせないと」

と、いい子ぶってしまう。

 

 

あるいは、

いづらくなって

その活動の場を離れる、なんてことも

過去何回かありました。

 

 

 

なので今回のワークショップで、

ワタリさんに

「もっとわがままになっていい」

と言われたとき、

過去の自分も許してもらったようで

ウルッとしました。

 

 

 

 

アタマでこしらえた

うまい話を語らなくていい。

 

 

わたしの心は

そんなのにちっとも

ワクワクしないもの。

 

 

 

「今ここ」で

感じているものはなに?

 

 

それを素直に

わがままに表現したらいいのだ。

 

 

 

ワタリさんのワークショップが終わって

帰宅したのは深夜でしたが、

心とカラダは

とてもスッキリしていました。

 

 

きっと、

気持ちよくエネルギーを出せば

疲れないんですね。

 

 

 

疲れるどころか

「よーし、やるぞー!」

って、元気が出てきました。

 

 

 

ワタリさんすごい〜

 

まるで太陽みたいな人だ。

 

 

 

そして、わたしも、

こんなふうに

元気がわいてくるインプロの場を

作っていきたい。

 

 

 

ということで、まずは、

オンラインでのインプロワークショップを始めます。

 

(まだまだ暑い日が続いてますしね)

 

 

 

近日中に詳細お知らせしますので

乞うご期待。