タイトルが、

どこかで聞いたマンガのタイトルのようになってしまった。

 

 

今わたしは、

横浜にある築50年以上の古い貸家に住んでいます。

 

 

古民家といえば聞こえはいいですが

そんなおしゃれなものではない。

 

 

過去には水道管が破裂して

床が水浸しになったことも。

 

 

 

 

その後も、

なんだかんだありつつ

なじんで暮らしています。

 

 

しかし、昨年から、

ねずみが出没するようになりました。

 

 

最初は、屋根裏で

カタカタ音がするのに気づき、

「古いおうちだもんな〜」

と、のんきにかまえておりました。

 

 

しかし、そのうち、

キッチンの食品に被害が出始めたのです。

 

 

最初は、

キッチンの床に置かれていた未開封の米袋に

小さな穴があいているのを発見。

 

「あれ、どこかで釘にでも

ひっかけたのかな?」

と思いました。

 

 

しかし、

キッチンの食品庫に入れていた

小豆や米粉などの乾物の袋にも

小さな穴があいているのを発見して、

「ねずみにかじられたんだ!」

とハッとしました。

 

 

この食品庫は

もともとこの古いおうちにあったもので

スキマも多い。

 

 

なので、ねずみは

侵入できちゃってたのですね。

 

 

うーむ、と思案して

食品庫よりは密閉性の高い食器棚を

食品庫として使うことに。

 

 

こちらにも、

もとのオーナーさんの古い食器が

ぎっしり詰まってたのですが、

食品庫の中身といれかえ。

 

 

ほんとだったら

おしゃれなカップやソーサーが並ぶであろう

ガラス扉の食器棚に

米袋やカレールーが

詰め込まれることになったのでありました。

 

 

食品に対する被害は

それでだいぶ防げるようになったのですが、

クッキーとかシリアルとか

食べかけのものを

うっかりテーブルに置きっぱなしにすると、

次の日の朝、

「あー!やられたー!!」

ってことになります。

 

 

袋入りのビタミン剤や

マヨネーズのチューブも

かじられてた。。。

 

 

一時期は、

軽いノイローゼ状態でした。

 

 

朝、キッチンにおりていき、

子どもが置きっぱなしにしたシリアルやパンなどが

かじられているのを見ると、

「もー!

なんでしまっとかないの!!」

と、イライラ。

 

 

まぁ、あれも

「思考」的にみれば、

自分の中にイライラがたまってたから

さらにイライラするようなできごとを

ひきよせたんでしょうね。

 

 

おかげで、その後は、親子とも

「食品はしまう」というくせがつきました。

 

 

 

それでも、

ついうっかり

出しっぱなしにしてしまうことはあるのですが、

おかげで(?)、

ねずみが好むものがわかってきました。

 

 

穀類、あずき、さつまいもは

被害が大きかった。

 

 

チーズもかじってありました。

 

 

一方、

あん入りの団子は

一口だけかじって残りはそのまま。

 

甘いあんこは

そんなに好きじゃないらしい。

 

 

 

そして、「へー」と思ったのが

バナナが無傷だったこと。

 

 

 

わたしは以前は、

オーガニックのバナナを

選ぶようにしてたんですが、

最近は、次男が

とあるブランドのバナナ(オーガニックじゃない)の方の食感を好むので

それを買っているのです。

 

 

そのバナナを

うっかりテーブルに置きっぱなしにしてたのですが、

朝、

ねずみに一口もかじられてないのを見て、

「もしや農薬のせい?」

と思いました。

 

 

あるいは

バナナの味が好きじゃないのかもしれませんが、

ねずみのために

オーガニックバナナを買って実験するほど

気前は良くないですわ。

 

 

ねずみってかなりの健康志向なのでしょう。

 

 

 

しかし、こんなふうに

日々のんきに

ねずみの食癖を観察していたわけではなく、

なんとか家から出てってほしいと

いろんなねずみグッズを試しました。

 

 

ねずみがいやがるという超音波とか、

ゴキブリホイホイのねずみ版とか

ねずみがいやがる匂い剤とか。

 

 

 

どれも、

最初は「いなくなった!」って喜ぶのですが、

だんだんとまた出てくるんですよー(T_T)

 

 

ねずみはすぐ学習するんですねぇ。

 

 

大家さんに相談しても

「古い家ですからスキマが多いんですよね〜」

とあきらめムード。

 

 

 

それでも、

冬の間はねずみも冬眠するのか

寒い間はほとんど出没しなかったんですが、

気温があがってくると

またもや天井裏の「カタカタ」が聞かれるように。

 

 

再度、いろんなグッズを試しつつ、

根気強く

「食品はしまう」の習慣を

続けていきますわ。

 

 

 

しかし、太古の昔から

人とねずみの戦いは

続いているのですよね。

 

 

高床式倉庫の

ネズミ返しとか

歴史の時間に習ったなぁ。

 

 

今、大河ドラマで描かれている

平安時代のお屋敷にも

かわいい猫ちゃんが登場しますが

ねずみ対策の意味も大きかったのでは。

 

 

 

あっ、あと、

話は飛びますが、

先日、わたしが趣味でやっている

インプロ(即興劇)のクラスのあと、

仲間たちと高田馬場駅の近くを歩いていたら、

数匹のねずみが掛けていくのを目撃しました。

 

 

駅の近くは

飲食店も多いですし、

きっと、ねずみ対策に

苦慮されてるのでは。

 

 

 

どうぞみなさま、

くれぐれも、

食品の出しっぱなしには

ご注意ください。