先日、川崎アートホールにお出かけして

「アプライドドラマシアター」というものを

初体験しました。


 

 

以前、
インプロ(即興劇)を通じて知り合った知人が

Facebookで

「こちらのワークショップでファシリテーションします」

と投稿していたのを見て興味を持ったのです。

 

 

 

彼女の投稿によると

「アプライドドラマとは、

物語の世界を体感する中で、

想像力・創造力そして思考力を養っていく

『体験型ドラマ』です」

とのこと。

 

 

わたしは、

絵本講師とんちゃんとのコラボで

「絵本とインプロワークショップ」を何度か開催したことがあるので

このアプライドドラマも

「ぜひ体験してみたい!」

と思いました。

 

 

 

今回使う絵本は

子どもの部が「よかったねネッドくん」

親子の部が「泣いた赤おに」。

 

 

 

わたしは

自分の子どもたちが小さかった頃

「よかったねネッドくん」の絵本が大好きで

よく読んでいました。

 

 

 

 

 

 

なので、

「ネッドくんが

どんなふうにドラマになるんだろう?」

とワクワクしておりました。

 

 

 

しかし知人は開催前日に

ご家族に急なご不幸があって

来られなくなってしまったのです。

 

 

 

でも彼女から

「アプライドドラマは

予定どおり開催されますのでぜひ楽しんで」

とメッセージをもらい、

せっかくいただいたご縁を大事にしよう、と

会場に向かいました。

 

 

 

「知ってる人いるかなぁ?」

と、ガラにもなく人見知りを発動してたのですが、

代表のオーハシヨースケさんが

「いらっしゃい!」

と、ピカピカの笑顔で迎えてくださいました。

 

 

前半の「子どもの部」は、

「わたし、子連れでもないから

見学してたほうがいいかな?」

と思ってたんですが、

大人も、子どもになったつもりで

参加OKとのこと。

 

 

やったー!!

 

 

まずは体を使った

いろんなゲームから始まりました。

 

 

ネコの手作り人形を使ったネコ語での会話は

インプロのジブリッシュみたいで

楽しい〜♪

 

 

 

そして大笑いして

心も体もほぐれたところで

「よかったねネッドくん」の

アプライドドラマの始まりです。

 

 

この本は、

ラッキーなことと

アンラッキーなことが

交互に次々起こるお話です。

 

 

ヨースケさんは絵本を読みながら、

「次はどうなると思う?」

と、問いかけ。

 

 

みんなで

「次はこうなる!」

といろんなアイデアを出していきました。

 

 

わたしは本のストーリーを知ってるので

最初はそれに引っ張られがちでしたが、

だんだんと

「こんなことが起こったらおもしろいよな!」

と、自由にアイデアを出せるように。

 

 

そしてびっくりしたのが、

絵本の結末が読まれなかったこと。

 

 

アプライドドラマでは

実際の結末より

自分たちで出したアイデアのほうが大切なのですね。

 

 

 

「大人の部」の「泣いた赤おに」も

非常に深かった。

 

 

 

 

 

 

 

最初に読んだのは
小学校の教科書だったと思うのですが、

なーんかモヤモヤしたのを

覚えています。

 

 

 

アプライドドラマでは

「人間の村ってどんな感じか、絵で描いてみよう」

とおえかきしたり、

「なぜ赤おには人間と友達になりたかったのだろう?」

と、その理由を体を使って表現したりと

いろんなワークをしました。

 

 

ワークを通じて、わたしはふと、

「『泣いた赤おに』ってマイノリティの

話みたいだなぁ」

と思いました。

 

 

人間(多数派)に気に入られるために

「自分はあなたたち側です」と

友達を裏切る(ふり)という

痛々しい努力をする赤鬼。

 

 

そんな気付きも

ワークの中でシェアしたら

「おぉーすごいねぇ」

とヨースケさんが目をキラキラさせて

聞いてくださいました。

 


しかしわたしは

「おにVS人間」

みたいな対立で見てしまってたのですが、

中高生の若い人たちからは

「時がたてば、そんな価値観

変わってしまうんじゃないか?」

という声が。

 

 

ひゃーすごい。

 

まだまだ二元論にとらわれてましたわ^^;

 

 

 

アプライドドラマシアター、

毎月一回開催されているそうです。
 

予定はこちら

 

 

 

そして、6月に開催する

「大人のための絵本とインプロワークショップ」に向けても

いろんなアイデアが浮かんできましたよ。

 

 


「演劇」というと

プロがやっているのを観る、というイメージが強いかもしれませんが

自分でやってみると

めっちゃ楽しいし、

とても大きな癒やしにつながるんですよ。

 

 

 

未経験でも

ちょっとの興味があればダイジョーブ。

 


 

いっしょに遊びましょう\(^o^)/