先日、静岡にお出かけして
長男(20歳)が学んだ
沼津高専(高等専門学校)の
卒業式に参加してきました。





高専とは、
技術者養成のための
5年制の学校です。


長男は5年前、
中学校を卒業して
学校の寮に入るために
家を巣立っていきました。


寮に3年間住んだ後は
一人暮らしのアパートに移って
自炊もしっかりしていたようです。
(お弁当も作っていたんですって!)



高専は、卒業後
半数くらいが就職し
半数くらいが大学に編入します。



長男は、
彼の夢である工業デザイナーめざして
工業デザインを学ぶため
大学進学を希望。


第一志望の学校に見事合格し、
すでに千葉にひっこしずみ。

(この引越も
ぜんぶ自分で手配して完了。
親が手伝ったのは
自転車を車で運ぶことだけでした)


卒業式には
夫とふたりで参加。


車で静岡に向かいながら
5年前の
入学式の日のことを
思い出していました。


その日から、
寮に入ることになっていたので、
入学式の日が近づくと、
ふとんや衣類など
準備を進めながら
「もうすぐ
お別れなんだなぁ」
と、さみしさが
どんどんつのっていきました。

(当時のブログはこちら)


↓5年前の巣立ちの日



一年生は
全員が寮に入る
全寮制だったので
入学式中は、
保護者席全体が
なんともいえないせつない雰囲気で
包まれていましたね・・・。




そして、
寮生活が始まり、
勉学にはげみながら
がんばって暮らしている様子を見て
ほっとしました。



↓初めて寮を
たずねたときの笑顔



最初の頃は
わりとちょくちょく
帰省していたのですが、


だんだん
長期の休みしか帰ってこなくなり、
そして、
長期の休みも
バイトや旅行で
帰ってこなくなり・・・。



まぁ、
自分が大学生だったころも
そんな感じだったので、
元気にしててくれたらいいか、と、
遠くから見守っていました。



学校に行く機会は
それほど多くなく、
・寮祭
・高専祭(文化祭)
・たまに面談
といった感じ。


初めての高専祭では
音響係をやってました。



高専祭は
体験型の展示が多いので
娘も次男も楽しんでましたね。






参観日は
決められた期間のうち
好きなときに
授業を参加できるというシステムで、
5年生のときに
初めて行きました。


しかし、
全校で1000人近く学生がいるにも
関わらず、
わたしたち夫婦が行ったときは、
ほかの親の姿は見えず。



事前に長男に
「参観日、行くね!」
と、LINEをしたら

「親が来ているのを見たことはないです」
と、すげない返事をもらってたのですが、
そのとおりでした。

(暗に「だから来ないで」という
メッセージだったのでしょう^^;)



教室内に入る勇気は
とても出なくて
廊下からそっとのぞきました。

(すっごいむずかしそうなお勉強してました)



でも、
文化祭のときには見られない
授業の様子がじっくり見えて
とてもよかったです。



テストのたびに
成績表がうちにも送られてきたのですが
たいてい毎回、
学科で2位という
すばらしい成績。


でも、テストの点は
80〜90点台のことが多く、
それを見て夫は、
「満点は
ねらってないみたいだなぁ」
と、言いました。


後日、長男に
それについてたずねると、

「80:20の法則って知ってる?

大事なことは、教科書の
20%の部分に書いてあるんだ。
その部分を勉強すれば
80%の点数が取れるんだよ。

100%の点数をとろうとしたら
のこり80%の部分も勉強しなきゃいけないから
大変なんだよね〜」
とのこと。


ほほう!

満点をとることより
効率よく点数をとることを
ねらっていたようです。

(それにしても
その大事な「20%」が
見極められるのがスバラシイ)


それでも、
卒業近くのテストでは
初めて学科で1位になりました。


ひとりぐらしで
自分を律しながら生活しているだけでも
すごいのに、
こんなにいい成績をキープし続けるって

すごいー!!!

と、大学時代
非常に怠惰な学生だった母は
ひたすら感動しておりました。


卒業式でも
成績優秀者として
表彰されていました。


しかし、
この賞の名前が
「松葉賞」という初めて聞く名前。


あとで名前の由来を
長男に聞いたら

「うーん、知らない。
それに、
表彰されることも
当日まで知らなくて
びっくりした」
とのこと。


まぁ、名前の由来はともかく
成績優秀者として表彰されたのは
各学科たった二人だったので
その中に選ばれるとは
感動です☆


式典の終了後は
記念撮影。




5年間ともに学んだ仲間のみなさん
ありがとう!


希望に満ちた若者たちの笑顔に
わたしも
元気がわいてきました。


みなさまの未来に
幸多からんことをお祈り申し上げます。


最後に学校にもどって
記念にパチリ。




5年前、
あの入学の日から
ほんとうにお世話になりました。

↓なつかしい入学式の日



卒業、
心からおめでとう。

これからも、
夢に向かって進むキミを
遠くから応援しています。



後日、
卒業記念に、家族で
写真をとりました。




あわせて
・長男の成人
・長男の大学編入
・長女の進級
・次男の小学校卒業
・次男の中学校入学
の記念でもあります。
(どんだけまとめるんだ〜#^.^#)