今日は、わたしの住む
神奈川県南足柄市は
久しぶりの青空でした。


数日間
雨が降り続いていたとき、
宮沢賢治の
「グズコーブドリの伝記」で
描かれていた
イーハトーブの冷害も
こんな感じだったのかなぁと
考えていました。

 


 

雨が続いても
「いつかは晴れる」
って、
楽天的に考えているけど

 

もし、
この雨が
いつまでもいつまでも
やまなかったら?
・・・と考えたら

 

自らを犠牲にして

火山を爆発させて
イーハトーブを救った
ブドリの気持ちが
わかるような気がしました。


・・・と、そんなことを考えながら
昨日は、
きつねさんこと、加登鉄平さんによる
「Index 黄色の書」
を、小田原で開催しました。

 

IMG_20171018_221055363.jpg

 

Indexというのは
てっぺいさんが考案した
心身のヒーリングのワザです。

「黄色の書」は、
Indexの武術編。


「武術」というタイトルに
ドキドキしていましたが、

なんと
宮沢賢治のお話で始まりました。

(ここでまず、
ここでも宮沢賢治!シンクロ!!
とびっくり)


宮沢賢治とゴッホには
意外な共通点があるのです。

(最たるものが、
ふたりとも享年37歳)。


てっぺいさんは
義務教育における
武術教育への懸念から、

「だから、黄色の書は
いちばんやる気が出ないんだよねー」

と、おっしゃっていましたが、
指導してくださった数々の動きは、
キレッキレ☆

 

IMG_20171018_221055354.jpg
いつもは
大学教授のような雰囲気の
てっぺいさんですが

「武術家」としての
一面に、参加者一同
シビレっぱなしでした。


まずは、
ラジオ体操(!)で体をほぐした後、


中国武術の
沈墜勁(ちんついけい)、
聴勁(ちょうけい)という技法を学び、
「敵を作らない」とはどういうことか、
そして、
これを日常に活用する方法を
いろいろ指導していただきました。

 

IMG_20171018_221055430.jpg
この「勁(けい)」の使い方を
マスターすると、

・体の緊張が深いところまでとれる

・初対面の人と接するときも
 お互いに緊張しない

・計算しなくても
 相手との絶妙な距離感がわかる

・介護がラクになる


・・・などなど
たくさんの利点があるんです!

 

IMG_20171018_221055358.jpg


てっぺいさんの本業は
カウンセラーなのですが、
セッションのときにこのワザを
活用しまくりなんですって。


フフフ、
わたしもさっそく
自分のセッションで
「勁」のワザを活用しちゃうよー♪

(あ、別に
中国拳法でねじふせるわけでは
ありませんのでご安心を(*^^*))


講座の最後に

「対人技法においては
マスターキー的な意味での
『善い方法』(型・形)など
存在しない」

というお話がありました。


いろんなスキルを学ぶとき
「形」を学ぶことは
もちろん大切。

 

IMG_20171018_221055415.jpg


でも、
現場においては
相手や周囲の状況に
素直に応じることが

「自分が”今”表現できる
最善の方法」を
その場で創り出していくのです。

 

 

今回は、
武術を通じて
対人関係の極意を
教えていただいた気がします。

 

てっぺいさん、参加者のみなさま

本当にありがとうございました。

 

 

↓今回は、最後に

試験もありました!
IMG_20171018_221622663.jpg
 

 

今後のきつねさん講座の情報は

「カッテニキツネサンサイト」でどうぞ