観音正寺は繖山観音寺山中腹、表参道石寺から標高差が
約270mの所に伽藍が並ぶ。平成十六年再建された本堂に
今朝は三番目のお参りと聞く。
眼下に時折り新幹線が見られる風光明媚な札所だが、歩き
巡礼者には難所のひとつでもある。
お参りが済んで一人撮影会。
誰かモデルになった子がいたのだろうか。
裸足で何を見つめているのだろうか、上から目線の撮影に
なってしまった。
鉄下駄に意味はないとお聞きした。
観音正寺を後に裏参道を下りて、観音寺口のバス停に向かう。
林道観音寺線(きぬがさ街道)の駐車場を左に見ながら、右手の
山道(裏参道)に入る。結神社まで1100m。
丁石を数えながら緑豊かなこの時期の参道には、小鳥の声に
交じって新幹線の走行音が段々と大きくなって聞こえる。
これより13丁、観音正寺参道の立て看板、結神社に到着。
所用時間35分。観音正寺9時2分―結神社10時37分。
10時6分発路線バスで能登川駅に。
拝受したご朱印。
◇気付いた事(反省)
ひとつには、地元の方のご親切に甘えて林道の風景を楽しむ
心癒しの時間を失った事を後悔。歩き巡礼の本分を逸した。
ふたつ目は、巡礼者たるもの札所では先ず本堂でのお参りが
最優先されなければならない事、観光客目線でお参り前の写真
撮影は慎まねばならなかった事。
ご縁に感謝 西国観音巡礼 道中記総集編に続きます。