福来野の生まれ育った山間の寒村に「宗五郎霊堂遥拝所」
がある。紀年銘は昭和八年四月一日、今から約90年前の
1933年とあった。
さて、ここからが福来野の解明できていない謎である。
宗五郎霊堂を検索すると、義民伝承 「佐倉惣五郎物語」と
いう資料が見つかる。東京上野から京成電車で約1時間、
宗吾参道駅に近い所にその宗吾霊堂があると確認出来た。
宗吾霊堂の正式名称は「鳴鐘山東勝寺宗吾霊堂」。
江戸時代初期に佐倉藩の苛政に苦しむ農民を救うため、
自分の身を犠牲にして将軍に直訴した義民として知られ
た人物である。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には、
江戸時代後期以降近代にいたるまで、佐倉惣五郎を祀る
祠や神社が各地に造営された。とあるが、何故故郷に
遥拝所があるのか関連性が不明。次回、里帰りの時には
市内の「歴史文化資料館」を訪ねてみたい。