県道26号線を安中方面から渋川方面に向かって八ノ海道交差点を
越えて約600m、天神川に架かる新井橋の西詰に建つ双体道祖神は、
1980年9月発行の広報しんとうNo.123に紹介されていました。
◇紹介記事
作られた年代は比較的新しいものと想われますが、文字が
ひとつも彫っていないため、いつごろのものであるか、わかりません。
しかし、彫られている菊の紋や美しく気高い顔立ちから高貴な方の
像ではないかと、いう推測がされています。
◇福来野の見立て
祝言型の一般的な像容で神道系と呼ばれ、向かって右側に
男神が立ち盃を縦に、右手は女神の肩に置いている。鼻先の欠けて
いるのが痛ましい。
女神は瓢(ふくべ)を持ち、左手を男神の肩に置かれている。
足元を見れば二神さまは沓を履いているようで公家風。
自然石に丸く彫り窪めた中に浮彫の像、上部の蕪懸魚は破風の
飾り、その上の十二葉菊紋はどなたかの家紋か?
あぁ~、この疑問点も耳飾り館の学芸員さんにお聞きしたい。