思わず絶句してしまう | KIHAMU PRODUCTS

来年に東京に留学予定のモンゴル人女性。

モンゴル人ですが、「内モンゴル自治区」に住んでいるので、中国人ということになります。

中国人ですが、Chinaでは少数民族ということになります。

めちゃくちゃややこしい。

 

家族と話すときはモンゴル語。

買い物などするときは中国語。

おまけに現在は日本語も話す。

というか勉強中。

勉強中ですが、上級者レベルです。

上級者レベルですが、話すのはまだまだ。

もうね、かなりややこしい。

 

本日の授業で。

 

「そなえる」の正しい使い方をえらびなさい。

 

1 普段から少しずつ貯金をして、万が一にそなえる

2 棚から荷物が落ちないように、手でそなえてください

3 台風が近くまでそなえているから、外出しないほうがいい

4 医者の話では、最近ストレスにより頭痛をそなえている人が増えているそうだ

 

覚えるために、人間は五感を使うのが良い。

発音することで覚えやすくなることから、時間がかかっても必ず音読させます。

中国人は漢字を使っているとは言っても、日本語の漢字は音訓の読みがありますので、落とし穴に落ちないよう音読させるのが、私の方針なのです。

 

さて、彼女はほぼ読めるのですが、狙い通り意外に読めない漢字がありました。

 貯金 です。

 

「最初の漢字は「貯める」とも読みますよ。お金を貯めるということ。どう読みますか?」

彼女はしばらく迷った挙げ句、

 

たま◯ん!

 

と。

慌てたのは私の方です。

 

「そ、・・・それは言ってはいけません。」

「どうしてですか?たま◯んではないですか?たま◯ん。」

「いやいや、何度も言わなくていいです。」

「どうしてたま◯んと言ってはいけませんか?」

 

年頃というか、若い女性に説明しろというのが無理ゲーです。