だんだん道床付HO線路のディープな内容になります。
結果的にROCO-LINEの宣伝なってしまうので、要注意ですよ
手持ちの道床付線路を並べてみました。
いっぱいあります
左からカトー旧、 カトー新、 ロコGEO-LINE、 フライッシュマンProfiレール、 ロコROCO-LINE。
本当はこれにメルクリンのCトラックがあれば良かったけど、あれは別物なので持ってません。
というか、一度メルクリンに触れたら戻れなくなる予感がしているので避けてます(笑)
カトー新は旧タイプが枕木と道床が別モールドだったのを一体化したもので同一形状です。
GEO-LINEは前回も記したようにROCO-LINEが生産中止後、発売しているものです。
レール自体の形状はROCO-LINEと同一で、構造はカトーに似ています。
フライッシュマンは、道床の一部だけの表現なので厚みが薄いですが非常に強固で、かつコンパクトなのが魅力です。
さて、ROCO-LINEのレール形状をどうやって決めたか、THE HO TRACK PLANS BOOKにちゃんと書いてありました。
次の図を見ると納得するのでは
*「THE HO TRACK PLANS BOOK(ROCO)」から引用
ヨーロッパではUIC規格のレールを使用していて、幹線系はUIC60を使っています。
いわゆる60kgレールです。
ロコとしてもそれに合わせて高さを172/87=2.0mmにしたかったけれど、
*「THE HO TRACK PLANS BOOK(ROCO)」から引用
模型の車輪フランジの制約があり、NEM311規格(どんなものか知りません)のフランジとの隙間を0.2mm確保するため、レール高さを2.1mmに決め模型としてのバランスを考えて寸法を決めたとあります。
なお2.1mmはコード♯83になります。このコード83は道床無し線路では篠原を始めとしていろいろなメーカーから発売されています。
またノギスで測ったらカトーは2.1mm(コード83)頭幅0.8mm、フライッシュマンは2.5mm(コード100)でした。
次に道床形状を
最初LOCO-LINEを見た時、なんて道床幅が広いんだと思いました
でも、それには根拠がありました。
*「THE HO TRACK PLANS BOOK(ROCO)」から引用
実物(左側)の肩幅と法面の傾斜をほぼ合わせた形状になっていたんです。
ただ、模型として必要な道床高さ(この中にポイントマシン等組み込める高さ)を確保するために9.6mmとしたため、幅広になってしまいました。
もしヨーロッパ型レイアウトを作るなら、周りの路盤を2mmほどかさ上げすれば実感的になるでしょうね
つづく
本日は♪Happy Railway♪にご乗車ありがとうございましたぁ