私は幸せの閾値が低い方だと思います。
病棟勤務に戻ってから
さらに幸せの閾値が下がったように感じます。
ターミナル期の方で
ほとんど食事も取れなくなってた方がいて
ご家族の方が
『何か食べたいものはない?』って聞いたとき
初めて『お刺身が食べたい』と答えました。
すぐにご家族の方が
マグロのお刺身を買ってきてくれて
細かく切って食べさせてくれました。
一口頬張ったときのあの幸せそうな笑顔を
今でも本当に鮮明に覚えています。
日々の生活が
『当たり前じゃなく有り難いこと』
だと教えてくれました。
今この瞬間すべての思想、行動、選択が
自由であることに幸せを感じます。