14日午後2時時点の日経平均株価は、前日比619円00銭安の27213円96銭。

 

前場終値27302円64銭(前日比530円32銭安)から更に下落。

 

VIX指数も26.52と高水準。

 

結構やばい感じです。

 

アメリカでの銀行が2行営業停止となったことが引き金ですが、それで金融株が大幅に下げています。

 

連日の下げということだ。

 

ただ、これは直近、銀行株が上げすぎていたことが影響しています。

 

先週までの動きでは金利上昇で銀行株が上昇したが、長期国債、長期社債を保有している金融機関にとっては金利上昇は評価損を意味するという観点が抜け落ちていたことが原因。

 

すべての銀行が儲かるという感じで上げてきたから仕方ないでしょう。

 

ニュースでは長期国債、長期債券がこの金利上昇で大きな含み損となり、銀行が倒産したということだ、ではすべての銀行も危ういということになる。

 

実際にはシリコンバレー銀行特別で、ベンチャーに貸付やひきうけを用意にする代わりに現金を置いてくれという感じでビジネスをしてきたが、それが、ベンチャー企業の中には預ける現金に窮するところが増えたこと、そして、現金があってもシリコンバレー銀行は危ないということで引き上げたということが原因である。

 

これは私の認識だ。

 

つまり、スタートアップ企業に融資を用意にするし、サポートもするから、現金はおいてねというビジネスモデルが破綻したということです。

 

一部のベンチャー企業、スタートアップ企業が大きなお金を引き上げると債券での評価損が出ていた銀行にとってはなすすべがなかったということだ。

 

他にも同じようなビジネスモデルの銀行があるのか?ということが問題だ。

 

日本でもアメリカや海外の長期での債権をメインで運用している金融機関は結構やばいでしょう。でも、ここ1年ぐらいである程度処分していた金融機関も多かった。

 

特に生保においてはそんな動きをしていたはずです。円安を考慮して海外資産を売りながら、評価損が大きいもの、大きくなりそうなものを合わせて売っていたと思います。

 

まあ、一般の人には関係の話です。

 

それは海外資産を含め、大きなお金を運用している方、企業の問題です。

 

そんなことを言っても、GPIFは大丈夫か?と騒ぐコメンテーターや政治家がいそうで怖い。

 

無知は本当に怖い。

 

この前の老舗温泉の水の入れ替えの会見でも思ったが、無知、頑なな屁理屈、固定概念は身を滅ぼします。

 

 

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