24日のニューヨーク株式相場は、予想を上回る伸びを示した物価関連指標を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げが長期化するとの懸念が強まり、反落。一時、ダウ工業平均が500ドルを上回る下げであった。

 

ダウ工業株30種平均は前日終値比336.99ドル安の32816.92ドル。ナスダック総合指数は195.46ポイント安の11394.94

 

 

総合指数は前月比0.6%上昇し、6月以来の高水準となり、食品とエネルギーを除いたコア指数も前月比で0.6%上昇した。

 

FRBのタカ派姿勢を正当化し、市場は今後3回のFOMCで0.25%ポイントずつ利上げを行うとの見方を強めている。

 

今までは2回の0.25%の上げと想定していたのかもしれません。結果、FFレートのターミナルレートの予想も上昇します。

 

野村証券が先日、発表した資料(CIO NEWS No.34)によると「5月以降も利上げが継続する可能性がある」としているので想定内とは言えます。

 

何も今更なのですが、下げる理由を探しているのでしょう。

 

当然ですが、こうなると円安方向に振れています。136円64銭となっています。

 

日本の円が直近円安に振れているのは何か?というと、FFレートの想定レートを上げたことと、日銀の早急な政策変更はないということを確認したためですが、日銀総裁が変わると政策変更はされますので、このあたりからは綱引きになると考えられます。

 

先日、発表があった2022年の貿易収支の数字

かつての輸出立国がなぜ? 去年の貿易赤字19.9兆円で過去最大に | NHK | 物価高騰

 

が根拠になっているのだろう。

 

原油などの燃料高が響いているということだ。円安だから貿易赤字が更に膨らみ、貿易収支が大きくなるからさらに円安に進むというスパイラルなのです。

 

インバウンドも徐々に回復している状況で、日銀が少しずつニュートラルに戻すと結果、円高となると考えています。ただ、それは早急には難しいかもしれません。

 

なんか、ネットでは「次の日銀総裁が学者であるから・・・」という話がありますが、学者が大切なのではなく、今までの日銀総裁との違いはかなり金融理論に長けていて、金融工学も把握しているという点であると考えています。

 

どのような効果があるのか?それは海外のヘッジファンド対応へのアナウンスメントに違いがでると考えています。

 

今後の話なのでどうか?はわかりません。

 

私の妄想です。それがプラスにでるのか?そうでないのか?ということだが、細かい数字に基づく理論を理解した上でのアナウンスとそうでないものには違いでると思うのです。

 

ヘッジファンドや海外の投資にどのような姿勢で日銀の金融姿勢を見せるのか?が今後の金融マーケットを大きく動かすと思っています。

 

 

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