平泳ぎ25m走が教えてくれたビジネス戦略

僕にとっては恥ずかしい思い出なのですが…、小学校の頃、近隣の学校との連合水泳大会というものがありました。

私は平泳ぎ25mの部にエントリーしたのですが、あれよあれよという間に決勝進出！自分でも驚いたことに、そのままの勢いで優勝しました。

そんなに水泳が得意ではなかったのですが…
子供な私はがぜん調子に乗って、天狗になっておりました。

そして１週間たち、天狗のまま迎えたのが学校内の水泳競技会。


かなり良い気分になっていた私でしたが、フタをあけてビックリ！！

25m平泳ぎの部で勝てないどころか、50mに至ってはさんざんの結果で、明智光秀の３日天下ならぬ７日天下となったのが私です（苦笑）

悔しさと恥ずかしさでいたたまれない日が数日続いたのですが…
この経験からはとても大切なことを学びました。

まず、“種目を選ぶ”ことの大事さです。

小学生の私なりに分析してみたところ、単純に、連合水泳大会では私より速い人が25mの平泳ぎに出ていなかったということなのです。

私より速い人は、競争の激しいクロールの部や、より差が出やすい50mの部にいたのです。

つまり、連合水泳大会において、ちょっとぬるい戦場を幸運にも選んでいたというのが実際の勝因だったのです。

さらに、もう１つ重要な勝因として、短距離という瞬発力勝負では私は比較的強いということと、25m走はターンがないのです。

私はターンが苦手で、あそこでものすごいロスしてしまいます。

わかりやすく考えると、

25m走は、スタートダッシュの瞬発力勝負。
50m走は、スタートの瞬発力 ＋ 持久力 ＋ ターンの技術力の勝負。

という違いがあるのです。

ここで大事なことが“自分を知る”ということです。

しかし、注意しなければならないのは、あくまでライバルと比較した上での自分であり、ライバルと比べて自分の強みは？ということなので

“ルールを知り”、“ライバルも知る”ことも大事です。



ビジネスも、水泳と同じでやっぱり競争です。

競争を避けるという戦略を取ることも出来ますが、どうしたって競合他社が出てきてしまえば競争は始まってしまいます

だからこそ、この水泳競技大会から学べることはとても大きく、強いてはオリンピックをはじめ野球、サッカーといったスポーツから学べることはものすごく沢山ありますね。


私の恥ずかしい思い出…、何かのヒントになればうれしいです（笑）

仕事も人生も、ジェットエンジンみたいなもの。

私の兄は小さい頃から飛行機が大の苦手。
飛行機に乗るのが嫌で、田舎の鹿児島に帰るのを躊躇していたほどです。
そんな兄の口癖は「あんな重たい鉄の塊が飛ぶなんて信じられん…。」
大の飛行機好きの私とは大違いです。

さて、では一体なぜ飛行機が飛ぶのでしょうか？

実は、この飛行機が飛ぶ仕組みとビジネスにおけるKFS（成功要因）には本質的な共通点があるのです。

ではまずは、飛行機が飛ぶ仕組みについて考えていきましょう。

ものすごく簡単に説明すると、空気を前方から吸って、後方に向かって力の限りはき出しいているわけです。

この図の右側の扇風機のようなものがジェットエンジンの前方部で、このファンが高回転で、空気を吸い込んでいるのです。

もう少し丁寧に説明しましょう。
※とはいっても、ものすごく簡略化しております。

①上図のように前方、先ほどのファンで空気を取り込む。
②空気はエンジン内部を進むにつれ押しつぶされていきます。
③そこに燃料が混ぜ入れられると、すごい勢いで燃え上がる！
④後方にものすごい勢いでガスをはき出すのです。

ヤカンを熱していると、そのうちフタが動き出しますね。
あれは蒸気の力によるものですが、あのようなイメージです。

(wikipediaより引用）

この爆発による力が飛行機を前に押し出す力となり、そこに飛行機の翼の独特の形状があってはじめて飛ぶ事が可能になるのです。

つまり、あの重たい鉄の塊である飛行機は、ジェットエンジンが周りの空気の力を借りて、周りの空気をドンドン巻き込んでいき、それをテコにして何倍もの力にして飛び続けているのです。

まさに飛行機が飛ぶ姿は、私たちの人生そのもののような気がします。

あれだけのものが飛ぶのは、それ単体の力では難しく、身の回りにあるもの〈存在〉を巻き込んでいくというところに活路を見出したのです。

私は、以前は飲食店のコンサルティングが専門だったのですが、
店舗が売上目標を達成するためには色々な要素が当然あります。
しかし、本質的には

①社長が店長を巻き込む
②店長がスタッフを巻き込む
③スタッフがお客様を巻き込む
④お客様が地域を、他のお客様を巻き込む

その輪によって、とんでもない目標でも達成することができます。ちなみにこの写真は、博多のある飲食店でゴールを追い込んでいた最期の最期の売上カウントダウン時に貼っていた紙です。この一枚ペラに、お店中が巻き込まれていました。

セミナーにおいても徹頭徹尾、いかにして周りの人々を“巻き込めるかどうか”です。

セミナー集客において、どのように見込み客を、協力者を巻き込むのか？
セミナーをやる時、どのようにゲストを巻き込むのか？
セミナーが終わったら、どのようにゲストを巻き込み続けるのか？

巻き込み、巻き込まれて共に成長していくのです。

さて、ジェットエンジンの仕組み、そしてビジネスとの共通性はいかがでしたでしょうか？

僕自身、セミナー講師をやるうえで、あるいはボランティアスタッフの方にセミナー運営を助けてもらう際に、セミナー集客をする時、いかに自分の力だけでなく、巻き込んでシナジーを生み出すか？

ということを考えてやってきましたし、実際にこの質問をすると、ほんとうにパフォーマンスが変わります。

ぜひぜひ、このジェットエンジンの仕組み、飛行機が飛んでいる原理を意識されてみて下さい。

お客様からの手紙 その３

お客様からの手紙、その３は前回に引き続き、飲食店コンサルティング時代のお客様シリーズです。

福岡県で外食事業を展開されている武田社長からいただきました。

元々地元では大きなスーパーの経営をされていた方ですので、小売りはもちろん、飲食についての知識、キャリアは私が及ぶべくもありませんでした。

そんな中でとにかく出来る事を、出来るだけの事をやったからこそのお言葉をいただけております。ほんとうにありがたいです。

年上の私が忘れかけてたものを…

昨日「王貞治」さんを特集したTVで王さんが言っておられたのが選手はコーチで変わると言われており、荒川コーチとの出会いの話をされてました。

荒川コーチは王さんの素質は「素直なところ」だと言ってました。単純だけど心に伝わりました・・・・

さて雑談ばかりで申し訳ありませんでした。

私が思う西ノ原君の素晴らしい所も王さんと同じく素直なところだと強く感じます。


面談の際も私達に対して、「でもですね！」とか「こうしないからですよ！」とかの言葉や表現はまったくなかった様に思います。

良し悪しとして私はたとえば現状のようであればまさしくマンツーマンでのコンサルティング、コーチングが出来るのが強みだと確信します。

相手の立場になり追求できるのが西ノ原君の最大の武器であると考えます。



西ノ原君と出会いのきっかけは私が経営します飲食店の担当SV（スーパーバイザー）としての仕事上のことでした。

確か西ノ原君は最初の面談で、SV活動を行う前の自分についての紹介をされてまして、大学時代のアルバイトの経験談に始まりその延長線での社会勉強及び見聞を広めるために海外で生活されたと聞きました。

まぁ当初は私共オーナーに対してのアピールなのかとは多少感じたのも事実ですが、その後１年８ヶ月のお付き合いの中で、西ノ原君の人間性を感じることにより、その様な思いもいつしか無くなっていた様に感じます。

事実人間性の事については言うまでもなくまじめで実直であります。常に面談する時は明るく笑顔で、話す内容はポジティブなものでありました。

当たり前で簡単に思うようなことですが感情の動物である人間には大変困難な事でもあり、頭ではわかってもなかなか出来るものではありません。

西ノ原君は人と接する中で大切な要素を持ち備えているのだとも思いました。故に私自身も気楽に相談し本来社外の人間に話すべきことではない話をした様な記憶があります。

その様な人間味溢れる西ノ原君だからこそ信頼し仕事のパートナーとして十分役に立っていけるのでは感じています。


仕事面では情報について目をみはる事があり、他店の情報はもとより私が尋ねたことについては紳士に対応をしていただきました。

また行動力については前文で申し上げたようなバイタリティがあるのではと思います。

なかなか海外で社会勉強と思ってもいけるものではないのに思いを行動に移してしまうところ、店舗支援の営業面においてもお弁当の営業の先駆けをして頂きました。


私自身も物怖じしないタイプですが、西ノ原君はまた違ってました。

ここは余り営業の意味がないと肌で感じたところも関係なく飛び込んで営業をする、それが結果良かろうが悪かろうが問題ではないかのように行動してしまうところなんて年上の私が忘れかけてたものを思い出させてくれました。

大変勉強になりました。


今回、西ノ原君から独立してコンサルティングの職を全うしたいと聞いた時は良かったな！西ノ原君に頑張ってほしいと思いました。

西ノ原君は素直な資質と行動力溢れるバイタリティーや気持ちの強さポジティブな思考を兼ね備えています。

そして何より共に歩んでいけるような気持ちにさせてくれる、言葉では伝えにくいものを持っています。


私が思う経営観は単なる知識を高める為のコンサルティングは不要であり、実践を強要するコンサルティングも不要であり、今からは同じ経営の立場でありながら、あらゆる角度からコンサルティングでき、会社を一緒に育ててくパートナーが必要だと確信します。

最後の最後にしつこいようですが、その様な共有を出来るのが西ノ原君だと思っています。

株式会社ネオセレクト
代表取締役 武田孝弘様

とにかくコミュニケーションを大事にされる方で、武田社長とは電話でどれだけ話し合ったかわかりません（笑）もちろん面談も毎回長時間に及びました。

行動力もものすごい方なので何か気になることがあるとすぐに電話で質問されたりもしました。

しかし、そういった武田社長と仕事をさせていただく中で感覚的につかめたコミュニケーションの本質というものが、その後の私の人生でものすごく大きな財産となったと確信しております。

なんというか、言葉で説明するとアッサリしすぎてしまうことなのであえて説明しませんが、これがつかめてからというもの、僕自身は大きく変わったなぁと思えるのです。

こういったお手紙を読んでいると、ほんとうにたくさんの方に育てていただいているんだなぁと…深く実感します。

ありがとうございます。