こんにちは、
Arionランニングクラブ（広島）代表の
有村尚也です。
「どこまでも走れそうな感じでした！」
今回の記事は、先日のパーソナルレッスンで、
「ランナーズハイ」
を体験されたSさんをご紹介します。
Sさんは、約1年半前からパーソナルでサポート。
ランニング経験なしの状態からスタートして、
昨年末のホノルルマラソンで、
見事、初フルマラソン完走！！
そして、次は2/17開催の
「沖縄マラソン」
に出場予定。
現在は、このレースを制限時間6時間以内で完走できるように
トレーニングを積んでいます。
この日のパーソナルは、
30分ほど室内で、
・カラダの調整
・体幹トレーニング
・動的ストレッチ
それから、
16キロペース走を行いました。
ほぼフラットなコースを
・フルマラソンペースで、余裕を持って走る。
・後半余裕があれば、ペースアップする。
そんなテーマを持って走りました。
距離走にも慣れてきたSさんは、
前半から無理のないペースで推移。
一旦、コンビニ休憩を挟んだ後半も
安定したペースを維持。
そして、ラスト1キロも力まずにペースアップをして、
締めくくることができました。
特に後半は、
一緒に走っていた僕からみても
上半身の動きが下半身を誘導できていて、
「いい感じでよく動いているな．．．」
という走りで、
ご本人も
「後半の方がカラダが自然に動いて、
どこまでも走れそうな感じでした。」
そう仰られていました。
皆さんは、この
「どこまでも走れそう！！」
こんな感覚に入ったことがありますか？
そうです。
これがいわゆる
「ランナーズハイ」
と呼ばれる状態のことです。
ランナーズハイとは、
脳内に
β-エンドルフィンやドーパミン、セロトニンなどの
快感や覚醒に関連する物質が分泌した状態のことです。
ただこの状態は、そう簡単になるわけでもなく、
複数の条件が満たさらないとならないものです。
その主な条件は、
・ある程度の時間が必要。
（僕の経験上は、60分くらいでなることが多いです。）
・適度な強度
（楽過ぎても、きつ過ぎてもならない。
ややきつい（HR130～140くらいかな．．．）ペースで、
なりやすいです。）
・コンディションが良く、疲労感が少ない。
（疲労が溜まっている時は、快適ホルモンも出にくい．．．）
・動きのバランス、連動性がある。
（これはコンディションとも関係してきますが、
動きが自動化されて、力まなくても勝手に動く感覚ですね。）
・集中できる環境。
（早朝の誰もいない時間や暗くて視界に制限があり、
集中力が高いとなりやすい。）
・パートナーと走る。
（練習パートナーとリズムを合わせて走ると
呼吸や着地音が奏でるリズムが、
快感ホルモンを分泌させてくれます。）
どうでしょう？
いろいろあるでしょ（苦笑）
こう見ると
ランナーズハイを体験するためには、
長い距離（時間）を
一定ペースで、
力みのない動きで
走れるようになることが必要だということです。
逆に言えば、
ランナーズハイを経験できれば、
「ランナーとして一歩成長した！」
と言うこともできるのです。
Sさんは、
これまで継続して
ただ闇雲に走るのではなく、
・カラダづくり
・動きづくり
をやってきたからこそ、
動きが自動化され、
今回のような体験に至ったと思いますよ。
ランナーズハイを得るような練習は、
長い距離を走って、
肉体的には負担をかけていますが、
走り終えた後は爽快感に満たされ、
「疲労感」
は感じにくいものです。
そして、それが
「また走りたくなる！！」
というモチベーションを生んでいくんですね。
（やり過ぎると疲労して、
ハイにならないですよ。）
皆さんも
「どこまでも走れそう！！」
そんな感覚になるように
・カラダづくり
・動きづくり
・コンディション管理
・ペースマネジメント 等々
工夫して取り組んでみてくださいね。
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