無罪の七施ってご存じでしょうか?


仏教では結構有名な話で、お布施ってお金を渡すイメージが強いと思いますが、無罪の七施はお金を使うお布施ではありません
私たちが徳を積んでいけるようなお布施の仕方なのですキラキラ

私は結構意識していきます。
ここで運の底上げをするためにも、皆さんと共有していこうと思います。
 

 

無罪の七施 その1

眼施(がんせ)

 

いわゆる、「です。


ものすごく怒っている目だったり悲しみの目だったり・・・そういった目を想像してみてください。
もう怒りの眼で見つめられていて嬉しいと思うことはありませんよね…


やっぱり、皆は優しいまなざしで見つめられることによって、安心感が持てます。
なので、まず1つ目は「人に向ける目」を優しいものにしましょう照れラブラブ
これが眼施と言われる1つ目のお施です。
 

 

無罪の七施 その2

和顔施(わげんせ)

 

「和」という感じは、和むとか調和という字を書きますよね。
これは笑顔のことですウインク


怒っている人たちと一緒にいたり、不満そうな顔をしている人たちと一緒にいると、私たちは人の気(エネルギー)を下げられてしまいます。
だから私たちは常日頃から笑顔でいるということが大事なのです。


ムッとしていたり不機嫌な顔は、人に対して悪いエネルギーを与えてしまいます。
一方、明るく優しい笑顔というのは、人に対していいエネルギーを与えますキラキラ虹
なので、2つ目は和顔施を心がけましょう。
 

 

 

無罪の七施 その3

言辞施(ごんじせ)

 

いわゆる言葉です。
ひどい言葉やきつい言葉は使わないようにしましょうということです。
相手のことを思いやるような、愛ある言葉を使いましょうというのが、この言辞施ラブラブ


言葉というのは人の心を揺さぶります。
言葉が本当に人と陥れていったりとか、言葉1つで相手が勇気が出たりとか。
言葉というのは人に対しての影響がものすごいのです。


だからこそ、言葉の使い方を思いやりをもって使っていくのがすごく大事!!


ただ、言辞施というのはわりと難しいっちゃ難しいと思うんですよ私…
優しい顔や笑顔はなんとかできているような感じはするのですが…


この言辞施は、つい自分の感情の方が先に出てしまったりとか、つい自分というものが優先されてしまって思わず出てしまう一言みたいなものが出ちゃうから、結構意識を常日頃しておかないとなかなか自分のものにはなっていかないんですよねアセアセ


でも、そういう風に相手のことを思って言葉を使っていくことを意識すると、だんだんといい言葉になってきます。
 

自分にとってどうかではなく、相手にとってどうかという言葉を考えながら発していくのが大事なポイントです!!
まずは、難しく考えずに笑顔で「ありがとう」とか「ごちそうさま」などの挨拶をやってみましょう。
 

 

無罪の七施 その4

身施(しんせ)

 

身施はです。
体を使ったお施です。


一心不乱に何かに打ち込む姿というのは美しいですね。
それを見て、自分も頑張ろうと思う。
人の動きというのは誰かに元気や勇気を与えるわけです。
誰かのために、ほんの少しと思える手助けでも体を使ってするというのが身施ですキラキラ


例えば、ボランティアをしている方は何か自分も突き動かすものが出たりとか、「やっぱり自分をこういうことをやろう」という風に思えてくるものです。
人が誰かのために一心不乱にやっている姿というのは本当に美しい。
それが身施です。
 

 

無罪の七施 その5

心施(しんせ)

 

こちらはの方です。
先ほどの身施は身体の身でしたが、こちらは心です。
いわゆる人に関心をもつということ!


想像してください。
自分の周りで悩んでいる人がいるのに、全く無関心でいる姿。
全く美しくありませんね。
人の心に寄り添っていく心というのが心施なのです虹


なので、人に関心をもつということがやはりすごく大事になります。
無関心なほど、非情なものはありません。
 

人に関心をもち、心を寄り添わせるというのが心施。
相手を気に掛ける、人を気に掛けるというものが心施です虹

 

 

無罪の七施 その6

床座施(しょうざせ)

 

床座施は休める席を譲るという行為です照れ
電車の中でお年寄りに席を譲るのも床座施。
なので、疲れている人などに座る場所を差し出すというのが床座施と言われています。
 

 

無罪の七施 その7

房舎施(ぼうしゃせ)

 

房舎施は場所です。
寒さをしのぐ場所を与えるというのが房舎施にあたります。
雨風をしのぐ場所を提供する意味になるのです。
 

皆、雨が降っていたら自分は濡れたくないと思うのが先立つのですが…

やはり屋根が限られた時に「どうぞ」と譲れる気持ちが大切ということですね照れ
雨風をしのげる場所を提供するのが房舎施になります。
 

 

無罪の七施

まとめ

 

こうやって7つのお施を見ていくと、「目・口・表情・体」そこから「心の目に見えない所から出てくる動き」を全部ひっくるめて7つのお布施だということが分かりますね。
これは、一円もいらないんですね。
お金を渡すことだけがお施じゃないというのが、無財の七施と言われていますキラキラ


なんか、聞いてみるとできそうなことって沢山あるし、案外当たり前だなって思いませんか?
例えば、疲れている人やお年寄りがいて自分がデーンと座っているってどうなんだろう?と思うわけじゃないですか。
また、誰かに行動を見て感動するなど、そうやって七つのお施の中には当たり前のようで出来ていないことが沢山詰まっているのです。


こういったことの中から1つでもいいので、日々積み重ねていくことで徳を積むという行動に繋がってくるそうです。
なかなか心がすさんでいてやさぐれているとできないことばかりですが…アセアセ

こういったことを行うことによって、逆に今すさんでいても自分の心もまるで無財の七施を与えられたかのような心の豊かさやゆとりを芽生えてくるものです。
このような穏やかな気持ちが運を底上げしてくれます!
ぜひ、七つのお布施で徳を積んでほしいと思います。

激動な時代の中で、この七つのお布施を一人一人が1つでもいいから積んでいくことで、社会は変わっていくのではないかなと思います。