$天網恢恢(てんもうかいかい)-漢詩「元旦口占」

年を増して数は比す 鯉魚の鱗
且つ凡虫に混じて国恩に沾う
満地の江湖 楽事多し
もちいず 辛苦をして竜門に上るを


【イマドキ訳】
新年になるたびに、どんどん歳とって 魚のウロコみたいに数える気なくす
ほかの人たちと一緒に なんとなーく平和なこの国で なんとなーく生活してるけど
まあ どこへ行っても、楽しいことっていっぱいあるわけで
わざわざ苦労して 鯉が滝登りして竜になるみたく 偉くなろうとか、頂点に立とうとか、がんばる奴がバカバカしい世の中なんだよねー

今年の書き初め、この漢詩にしようかしら…それとも…。

作者、江戸時代の日本人です。
ペリーさんの黒船来航の年に作られた詩なんですけどね。
なんていうかさ…日本て…今も昔もなんとやらって感じがね(笑)
当然、このあと動乱の時代になるんだけど…新撰組とか竜馬とか明治維新とか…
その、危機意識のなさが、日本の特徴のような気がしてくるのは、私だけだろうか。