能をつかむとする人、
よくせざらむほどは なまじひに人に知られじ。
うちうちよく習ひ得てさしいでたらむこそ、いと心にくからめ。
と常にいふめれど、
かくいふ人、一芸もならひ得ることなし。

《現代語》
習い事を始めた人が
「まだ上手くできないうちは、人に知られないようにします。
こっそりやって、上手になって、それから人前で披露したいと思います。」
と言うことが多いが、
こういうことを言う人は、人前で披露できるものを何一つ習得できないのがほとんどである。



たまに読み返すと、ギクリとさせられたりするんだな、兼好法師の言葉。
このあと、兼好法師さんは、未熟なものを人前に曝して称賛も批判も両方受け入れることが大切だと…。
ま、批判は確かに成長材料でもある。

実は私が、一番、楽器を習っていて伸びた時期の先生って、滅多に褒めてくれない先生だったのよね。
というか、ボロクソにズバズバ言う先生でしたが、悔しくて絶対に認めさせてヤルって感じで逆に練習量が増えてた自分…。


六才になる子供が習っているピアノの先生、滅多に怒らない褒め上手な優しい先生ですが、
やたらとグレード試験受けさせたり、コンクールに出させたり、積極的。
ただ、親から見ても、こんなんで試験に? こんなんでコンクールに? ってレベルの実態。
確かに、ステージ上でも物おじしないようには育ってますけどね…。
次の演奏曲は、パイレーツオブカリビアンの「彼こそが海賊」になるっぽい…。
私に同曲の演奏禁止令が子供から発せられました(笑)
えー、私、最近の気分転換曲にしていて、好きなのに………盗られた感じだ…ちっ。