ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、みなさんは、
『マニフェステーション(願望実現)』
という言葉をご存じでしょうか。
これは、
「自分の願望を潜在意識に埋め込むことができると、目標に集中する脳の部位が活性化し、願い通りの人生を歩むことができる」
とする学説であり、スタンフォード大学脳神経外科部臨床教授のジェームズ・ドゥティ氏が唱えているものです。
彼によれば、これは脳の神経可塑性を利用したもので、最近ではその有用性が科学的に証明されている、と言います。
どういうことか言いますと、「マニフェステーション」とは、自分の意図(自分の本来の目的、本当の願望)を明確にし、それを潜在意識に埋め込むということらしいのです。
この場合の潜在意識とは、自分が自覚していることの下に隠れている意識を指しています。
意図が潜在意識に埋め込まれると、脳が
「その意図は重要だ、価値がある」
とみなしたり、その意図が自分のなかで大きな存在になったりします。
その結果、目標達成を司(つかさど)る脳の部位が活性化する、というわけです。
具体的には、その意図(どんな意図でもかまわない)が脳内で意識されると、目標に集中する脳の部位がつねに活性化された状態になる、というのです。
彼に言わせれば、私たちの中にある意図が、私たちの人生をつくっています。
その内なる力を使って、脳内にある膨大なリソースを活用することができれば、外側の環境にただただ反応する状態から少しずつ脱することができ、自分のなかのもっとも深いところから生まれる意図の通りに生きることができるようになる、というわけです。
つまり、マニフェステーションとは、可能性を信じる姿勢を養うことだというのです。
また、彼は、あなたの精神が、理想の人生を手に入れるのを阻(はば)む障害をつくりだしている、と述べており、同時に、あなたの精神は、理想の人生を実現する意図を生みだす源でもある、とも述べています。
アドラー心理学によれば、私たちは、幼い頃の経験を通して、自分に対する認識を持つようになります。
多くの場合、それは誤った認識であり、自分の可能性を否定するものなのです。
そのために、私たちは、自ら苦痛という欺瞞を作り出し、人生という課題から逃げ出そうとします。
つまり、自分自身が自分自身の人生に障害を作り出しているのです。
それゆえ、自らの誤った認識に気づき、自らの可能性を信じることができるようになれば、苦痛に満ちた人生から解放され、幸せな人生を手に入れることができる、ということが脳科学的にも証明されているのです。
【参考文献】
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。
『気づきの思考法』ホームページはこちら
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
自分を変えたい、人生の迷路から抜け出したい、
そう思う方は、
『気づきの思考法テキスト』を読んでください。
→詳しくはコチラ