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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、残念ながら、完璧な姿でこの世に生まれてくるわけではありません。
未熟な赤ちゃんという姿で、この世に生を受けます。
そうして、さまざまな経験を経ながら、自分という人間を確立していきます。
しかし、子どもの頃は、大人とは違い、間違いを犯しやすいものなのです。
つまり、ものごとを間違って認識してしまうことが多いのです。
ただ、厄介なことに、その間違った認識は、大人になっても訂正されることなく、間違ったまま持ち続けることになってしまうのです。
これらが、認知の歪みを作り出すのです。
例えば、その中には、「ゼロヒャク思考」と呼ばれるものがあります。
これは、ものごとを「0か100か」という極論のみで考えてしまう認知の歪みです。
「全か無か思想」とも言われるもので、完璧主義という欺瞞を演じる人によくある思考スタイルです。
この認知の歪みでは、
「白黒つけないと気が済まない」
「失敗したら何もかも意味がない」
というように、二者択一の思考パターンに陥ってしまうわけです。
あるいは、「過度な一般化」という認知の歪みもあります。
これは、たった一つのできごとから、すべてのケースにおいてそうだと思い込み、結論付けてしまう認知の歪みです。
仕事で資料作成のミスをしたときに
「自分は何一つ仕事ができない」
と自己嫌悪に陥ってしまったり、試験に一度落ちただけなのに
「自分は、試験というものには受からないんだ」
と悲観的になったりする場合です。
その他にも、よくあるのが、職場などで一部の人からの嫌がらせに対して、
「職場のみんなが自分を嫌っている」
と過度に一般化して捉える場合です。
冷静になって考えてみれば、職場のみんなが自分を嫌うことなどあり得ないことなのですが、認知の歪みが、冷静さを失わせてしまうのです。
もし自分の考えが自分自身を追い込んでいるように感じたときには、そこに認知の歪みがないかどうか、立ち止まって考えてみることが必要になってくるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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